「夕立や おどる阿呆にみる阿呆」
海光
残暑お見舞い申し上げます
立秋を過ぎた。いよいよ残暑本番って感じ。
8月6、7日近所の奥浅草の富士公園で、盆踊りがあった
久しぶりに覗くと、二男の同級生が和太鼓を叩いている。数ヶ月も訓練したという。なるほど、男の子は力強く、女の子は柔らかい響きでそれぞれ味があった。
醤油の焦げた匂いがそそる焼きとうもろこし、懐かしのソースせんべい、スーパーボールにヨーヨー、かき氷、輪投げ、フランクフルト・・・
夏祭りの定番があちこちで、誘惑する
この季節、望郷の念を駆られると、山田太一監督の「異人たちとの夏」を思い出してしまう。
怖いけど、そこは山田太一。昭和の浅草を見事に描ききっている。
風間杜夫も、秋吉久美子も、名取裕子もいい演技をしたが、お父さん役の鶴太郎がよかった。
毎回、観るたびに胸の奥がなんとも云えず、じんと痛む。
幼い頃の気分に戻って、太鼓の音と踊りを楽しんだ。
子供たちはいつの時代も、夏祭りが大好きなんだ。
目に見えない毒に怯えなければいけない不条理を一時忘れよう。
この平和な日常を守りたい、無邪気に遊ぶ姿に、そう願う
季節風108号の創作を脱稿し、発送完了。ふぅ~~
あとは書評を残すのみ。
2011年TOTAL RUN 1202.3km 8月9日現在