週刊浅草「江戸っ子瓦版」 -のんびりHiGH句な日々-

文学と食とRUNの日々を、PHOTO5・7・5で綴るエッセイ♪

盆踊り

2011年08月09日 | ★江戸っ子エッセイ★

                             
                

            「夕立や おどる阿呆にみる阿呆」
                           
 海光


 残暑お見舞い申し上げます

 立秋を過ぎた。いよいよ残暑本番って感じ。
 8月6、7日近所の奥浅草の富士公園で、盆踊りがあった

 久しぶりに覗くと、二男の同級生が和太鼓を叩いている。数ヶ月も訓練したという。なるほど、男の子は力強く、女の子は柔らかい響きでそれぞれ味があった。

       

 醤油の焦げた匂いがそそる焼きとうもろこし、懐かしのソースせんべい、スーパーボールにヨーヨー、かき氷、輪投げ、フランクフルト・・・
 夏祭りの定番があちこちで、誘惑する

 この季節、望郷の念を駆られると、山田太一監督の「異人たちとの夏」を思い出してしまう。                           

 怖いけど、そこは山田太一。昭和の浅草を見事に描ききっている。

 風間杜夫も、秋吉久美子も、名取裕子もいい演技をしたが、お父さん役の鶴太郎がよかった。

 毎回、観るたびに胸の奥がなんとも云えず、じんと痛む。


              
 幼い頃の気分に戻って、太鼓の音と踊りを楽しんだ。

 子供たちはいつの時代も、夏祭りが大好きなんだ。

 目に見えない毒に怯えなければいけない不条理を一時忘れよう。

 この平和な日常を守りたい、無邪気に遊ぶ姿に、そう願う


          
                   

季節風108号の創作を脱稿し、発送完了。ふぅ~~

あとは書評を残すのみ。

2011年TOTAL RUN 1202.3km 8月9日現在  



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