週刊浅草「江戸っ子瓦版」 -のんびりHiGH句な日々-

文学と食とRUNの日々を、PHOTO5・7・5で綴るエッセイ♪

神様の川渡り!

2012年03月21日 | ★江戸っ子エッセイ★

         舟渡御、スカイツリーと
     三社権現さま

 2012年3月18日(日)午後2時
 
 54年ぶりに、三社様のお神輿が隅田川(大川)を渡った。 

 江戸末期に廃絶された「舟渡御(ふなとぎょ)」。

 ご神体とご神霊を舟にのせて川を渡る行事である。

 前日17日には、浅草神社からお堂上げされた三基のお神輿が浅草寺本堂で一晩過ごされたのだ。

 観音様と、大川から観音様を拾い上げた三社権現の三人の神様はどんなことを話されたのだろう。

 ふたたび元気が戻った浅草の民の姿に、お歓びになられたのであろうか。

     言問橋の袂

 隅田川の両岸に人の波が押し寄せる。

 どんよりと曇った天空には、新聞社のヘリコプター音忙しく、ユリカモメが優雅に舞っていた。

 一生に一度見られるかどうかのイベント。それをこの目に焼き付けようとカメラ片手に固唾を呑んで、吾妻橋から桜橋を往復するお神輿の雄姿を見守る。

     言問橋

 橋をくぐるときには、幟を下ろして通る。橋の上にも人の行列がやまない。

     宝船

 七福神が乗った舟がつづく。

 縁起よく、めでたいお顔に春が近づいたようだ。

 この後、両国見附まで下って上陸し、最後は仲見世を地元青年部が担いで宮入りするのだ。

 あ~、あっしも担ぎたかったなあ。

 三社祭は5月19~20日にかけて、町内を練り歩くのだ。その時が待ち遠しい。

 昨年の分まで、威勢よくいきまっせ!!


       「舟跨ぎ 川に香るは 白き梅」
                        海光


     白梅

 隅田公園の中は、梅が満開。

 あと、2週間もすればさくらの花見となる。

 全その句会は第2週に洗足池だが、地元の桜祭りは3/31~4/1。

 長く居座った感の冬将軍も、いよいよシベリアにお帰りになるときがきたようである
    

    



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