週刊浅草「江戸っ子瓦版」 -のんびりHiGH句な日々-

文学と食とRUNの日々を、PHOTO5・7・5で綴るエッセイ♪

2017年高校サッカー決勝戦

2017年01月15日 | ★江戸っ子エッセイ★




【成人になる前の汗芝を蹴る】哲露


 1月9日、埼玉スタジアム2002に向かった。

 第95回になる、高校サッカー選手権の決勝なのだ。

 昨年はKING KAZU、今年の顔は岡崎選手。

 気温はいつもより暖かい。





 浦和美園駅を降りて、楕円の競技場へ一直線に歩く。

 巨大な建物にありがちで、目の前にデンとあるのに、なかなかたどり着けない。

 ラスベガスに行った時も、あっちのホテル、こっちの劇場、そっちのカジノと遠かった。






 やはり広いし、天然芝の競技場は見るだけでも素敵だ。

 この日は、4万人以上の満員御礼。

 大学サッカーの決勝の閑散に比べて、人気のありようが伝わる。





 選手権の今年の歌は、家入レオが熱唱。

 心地よい声が、スタジアムに響き渡る。

 闘いの気分が盛り上がってきた。





 青森山田 vs 前橋育英。

 前半は、前橋優勢。

 パスも、ドリブルも上手いし、連携が取れて気持ちいい。

 ただ、決定力に欠けた。

 そうしてるうちに、青森が対策を立て直す。

 そして、1点、2点と入っていく。





 終わってみれば、青森の圧勝。

 大学選手権の日体大同様、大味な試合になってしまった。

 かつては、追いついての大逆転、もつれてPK戦が多かった。

 これはどうした傾向だろう。

 こういう結果だと、みている方はつまらない。

 圧倒的な格差。

 まるで今の社会を写したよう。

 会社は少しずつ慣れてきたが、何処も課題は山積みだ。

 とはいえ、刺激をいっぱいもらっているよ。

 高校生の汗、もっと感動をもらえるような試合が見たい。

 おっさんも、もう少し汗を流すことにしよう。