週刊浅草「江戸っ子瓦版」 -のんびりHiGH句な日々-

文学と食とRUNの日々を、PHOTO5・7・5で綴るエッセイ♪

帝国ホテル✖️香川県

2016年07月23日 | ★江戸っ子エッセイ★




 うどん県といえば、言わずもがな讃岐が筆頭だろう。

 稲庭や上州、水沢など枚挙にいとまがないが、譲れぬ西の横綱であるのは異論はあるまい。

 その讃岐の香川県の食材は、うどん以外にもたくさんある。

 日照時間が長く、良質な海を前にした土地柄。

 それも頷けるところだ。





 その香川の食材を帝国ホテルのシェフが腕を振るうというイベントに参加した。

 地元出身の俳優今里氏とさぬき讃フルーツ大使が糖度12度以上の果物をPR!

 うどん脳をのせたキャラが微妙に可愛い。



 


 皮ごと美味しいシャインマスカット始め、自然な甘さをシェフがゼリーに変える。

 濃厚な畑の果実が口に広がった。





 東日本の震災を機に養殖されたサーモンやら、オリーブの葉の粉末を食べて育ったハマチ。

 香川県は日本のオリーブ栽培の草分けで、その生産量と質は国内でも屈指なのだ。

 徹夜明けに疲れきった精神が、冷えたプレモルとともに流れていく。






 シェフが切り分けてくれたオリーブ牛とは。

 讃岐和牛にオリーブの飼料を与えて育てたもの。

 肉質の芳醇と口溶けの程よい甘みは、オリーブを想像させるに十分なお味。

 酸味の残る赤ワインがぴったりに合うヘルシーな食感。

 ホテル仕様のマッシュポテトと西洋わさびが引き立てる。





 瀬戸内海の潮流に揉まれたタコがたっぷりのたこ焼き。

 茹でただけのネギがさっぱりと洗ってくれる。

 他にも、讃岐夢豚を使ったインペリアルホテルのカレーなど、すでに満腹状態。

 知事も赤ワインを手に、自慢の食材に舌鼓を打つ我々の前で満面の赤ら顔。

 軽く試食するつもりが、ホント、ご馳走さまです。

 全国津々浦々。

 観光立国へ真っしぐらの日本。

 世界は不穏に包まれているが、まだ安全な日本を大切にしたい。

 全国の魅力を走り回って伝えるのもわるくないな。





 そういえば、甲府に向かう列車から、

 武田家終焉の郷という看板が目についた。

 武田勝頼公がここに眠る。

 二男が尊敬する武田信玄公のお祭りに一度一緒に訪れてみたいものだ。

 さて、今宵は足立の花火。

 そろそろ向かうとしますか。