週刊浅草「江戸っ子瓦版」 -のんびりHiGH句な日々-

文学と食とRUNの日々を、PHOTO5・7・5で綴るエッセイ♪

巨星逝く。

2013年10月17日 | ★江戸っ子エッセイ★

巨大なハリケーンとともに、やなせたかしさんが大往生でこの世を去られた。

生前、西原さんにこんな風におっしゃったようだ。

やなせさん 「いいですか、西原さん。人生は満員電車に乗ってるようなものです。自分の席がなくても、頑張って乗っていれば、いずれみんな降りるから」

西原さん  「遅咲きのやなせたかし先生らしい言葉でした」

よく勘違いされるけど、早生まれの僕は昔から同期より物覚えが悪く、しかも人見知りで、勉強でもスポーツでも何かをモノにするまで物凄く時間がかかって苦労した。そんな僕みたいなもんには、天の恵みのようなお言葉だ。

戦争に父上を奪われ、実の母親と離れ、その後成人されてからは多種多彩なお仕事をこなされてきたようだ。

創作するものが勇気をもらえるのは、アンパンマンはじめ、やなせさんの作品群はきっと子供たち、大人たちに未来永劫続く光であり続けるだろうこと。

やなせさんの愛に溢れた誠実さ。

及ばぬことは承知なれど、私も行灯の小さな灯りほどでも読者の心を照らせるよう努力したい。 

「アンパンマン生きているから笑うんだ」 海光

やなせ先生、たくさんの笑顔をありがとうございます。永い間、本当にお疲れさまでした。

合掌。