紙洗橋近く、自宅マンションから撮影
「あの人を 思う花火に胸ひらく」
海光
8月27日、延期になっていた隅田川の花火が打ちあがった
自宅ベランダから眺めると、ご覧のように浅草と向島の空を無数の色が焦がしている。
18時過ぎの号砲が鳴ると、子供も筆者も気もそぞろ・・・
この待っている「時」、これが楽しいんだよね
江戸の頃から両国の花火として浮世絵にも描かれた、大川の花火。
東京になって、筆者が幼い時に復活したんだ。
今年で34回目。
川原も猪木舟もなくなってしまったけど、いまや東京の夏の風物詩としてつとに有名だ。
まして、今年は大震災により、東京湾花火の中止になった。
じつに、90万1000人の人が繰り出したという。
ここに住めて幸せだね。
震災復興の願いを込めた1100発の「被災地へ贈る追悼手向けの花」でスタート。
会場には被災者の方520人も招待された。
ひとときでもこの夏を愉しまれたことを願う
山谷掘公園
マンションの上から快適に眺めている例年だが、長男の誘いで下界へ出てみた。
バス通り、一葉桜通り、山谷掘は人でいっぱいだ。
屋台も出ている。道行くひとの顔はどれも笑顔だ。
各地の花火が中止になったことと、スカイツリーと一緒に映る花火の豪華を見たさかな。
桜橋に近づいていくと、まず音の迫力が違う。
腹に響くという形容詞がまことぴったりだ。
背中のビルに共鳴して、さらに音が光りとともに迫ってくる。
下界からだと、どうしても電線やら、木が陰になってしまうが、花火の音の素晴らしさを再確認できたのは収穫だった。
それにしても、若い男女の浴衣に下駄という姿がやたらに目にはいった
時代が移ろいでも、江戸の情緒が新しい世代にも受け継がれてうれしいね。
日本人には祭りがよく似合う。
この心意気を忘れずに、明日からまた元気に参ろうよ。
「花火咲き 人混みまみれ袖ふれる」
海光
お粗末。。
2011年TOTAL RUN 1314.3km 8月29日現在