広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

マゾの気持ち

2006年11月07日 01時16分52秒 | Weblog


うーん、
今回はやたらと簡単ですね。おそらく現役部員なら一目でしょう。

さて過去3回で作り方の基本を説明してきたわけですが、今回はそれらを踏まえ、一歩進んだ話をしましょう。
今回のテーマは、ずばり「テーマ」です。


って、
言ってる意味がわかりませんか?

簡単にいうと、その詰将棋の「主題」を考えましょう、とまあそういうわけです。

テーマと一言にいってもいろいろあります。たとえば特定の手順をテーマにしてもいいのですが、ここでいうテーマはもっと大きなものです。
皆さんは「煙詰」や「四桂詰」、「あぶりだし」など、聞いたことがあるでしょう。
ここで取り上げたいのは(そこまで大きなものじゃなくてもいいですが)そういったテーマです。

詰将棋におけるテーマは、大まかに分けて次の3つに分かれます。
(1) 初形のテーマ
(2) 手順のテーマ
(3) 詰め上がり図のテーマ

もちろん例外もありますし、複数の項目にわたっているものも多いですが、とりあえず今回はこれらについて考えていきましょう。まずは代表例、というわけではありませんが、それぞれの分野の例を示していきたいと思います。

(1) 初形のテーマ
・1色図式(初形が1種類の駒だけ、玉除く)
・7種詰め(初形と盤面で合わせて各種類1枚づつ使われている)
・文字詰将棋(初形が文字や絵などになっている)
・無仕掛図式(盤面に攻め駒が一つもない)
・無防備図式(盤面に守り駒が一つもない)
など

(2) 手順のテーマ
・龍ノコ、馬ノコ(龍や馬をナナメに引いていき、駒を取ったり盤面の変化をつくってから元に戻す)
・合駒問題
・成らず問題
・打ち歩詰回避
・長手数
など

(3) 詰め上がり図のテーマ
・あぶり出し(詰め上がりの形が何かの文字や絵になっている)
・1色詰(四桂詰や四銀詰など、特定の1種類の駒を全て使って詰め上げる)
・清涼詰(詰め上がりが攻め駒2枚と玉のみ。さらに初形で39枚(全部)の駒が使われていると煙詰となる)
・単騎詰(詰め上がりの攻め駒が1枚)
など

幾分か分野が偏ってますが、まあ一例ということで。
細かい内容はともかく、とりあえず3つの分野に分けられるというのがわかってもらえた
かと思います。
ちなみに作り方のアプローチとしては、(1)は3日目の方法(とりあえずおいてみる)、
(2)は4日目の方法(筋を決めて着色する)、(3)は2日目の方法(逆算)でやるのが
わかりやすいと思います。

さて実際にテーマを決めて詰将棋を作ってみようと思ったとき、どういうテーマにするか?
まあどんなテーマでもいいですし、まあ別にテーマがなくてもいいのですが、あえてテーマを考えるなら、1つお勧め、というか私が普段心がけていることがあります。
それは、「テーマはある程度キツイもののほうがいい」ということです。
ここでいうキツイとは、制限が多いという意味でもあります。

制限が多いというと、難しく思うかも知れませんが、しかし(少なくとも私には)そうでは
ありません。少なくともただ詰将棋を作ろうとするよりは、何かテーマを決めたほうが作りやすいと思うのです。
たとえば実際に皆さんがこれから詰将棋を作ろうとしたとき、「詰将棋を作ろう」と思うのと、「無仕掛図式の詰将棋を作ろう」と思うのでは、インスピレーションが違います。
今、実際に作る立場で考えてみてください。

…………

どうですか?
おそらく「無仕掛図式の詰将棋」のほうが、どういう盤面にしようか、といったイメージが浮かびやすいと思います。
こういったわけで、詰将棋に限らないかもしれませんが、どういう問題を作ろうということが念頭にあると作りやすく感じるでしょう。少なくとも何らかの発想が生まれます。
その制限にあたるものにテーマを使用してみてはいかが? というのが今回の趣旨です。

大体今回の説明はこれで終わりなんですが(汗)、これだけではナンですので一応今回の詰将棋の解説もしましょう。
すいません、今日は原図はなしです。原図を楽しみにしてた方、どうもすいません。

さておそらく問題を見ただけではどんなテーマかわからなかったかも知れませんが、今回のテーマは、「小駒を2枚づつ使おう」です。つまり金銀桂香歩を2枚づつ使おう、というわけです。

さてテーマが決まったところで早速作ってみましょう。せっかく桂香があるので、実戦形のように、テキトーにおいてみましょう(3日目の方法です)。それが下図です。



この時点で盤面を見て、他に盤面に駒を足すか、筋を考えるか、どちらかをする必要が
あります。私は、この時点で冒頭の問題の1~3手目の筋がひらめいたので、ここからはその筋に着色していくことにします。とりあえずこのままでもその手順で7手で詰むのですが、その前に3一銀からのど詰めを回避する必要があります。そこで4一金を配置し、その手を消しました。今度は詰まなくなるので、詰むように銀を配置しました。これだけです。

そしてトテモカンタンナ問題が出来上がりました。



まあたいした問題ではないですが、こんな風にテーマを決めると話がススミやすいという
ことがわかってもらえればと思います。

それでは次回まで、テーマに縛られてください。
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
« 経験は貴重ナリ | トップ | ラーのかがみ »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事

関連するみんなの記事