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経験は貴重ナリ

2006年11月03日 13時17分42秒 | Weblog
前回は更新が遅くなってしまったので、今回はそうならないように気をつけました。
ということで早速テーマ図です。



さて今回は前回の続きです。とりあえず盤面を作ってそれを着色する方法のもう1つ、「筋となる形を作り、それに着色する」です。

これも大別して2つあり、
・詰将棋の筋を作ってそれから着色
・実戦の手順や変化図から拾ってきて着色
の2パターンがあります。ちなみにどちらも作り方は変わらないので、今回は
後者の、実戦から拾ってくるようにしましょう。このほうが皆さんも作りやすいと
思いますしね。
たぶん今までの実践の中で、もしくはこれからも、終盤できれいに詰まされたことはなくても、何かかっこいい筋が思いついて、惜しいところで詰まなくてがっかりした事があると思います。しかしこの方法では、筋だけが重要なので詰まなくてもいいのです。詰むように配置を変えてしまえばいいのです。

ね、簡単そうでしょ?

ところが1つ問題があって、実は私はこの方法で作ったことがないんですね(汗)

仕方ないじゃないですが、将棋部にいたことからほとんど対局なんてした事ないんですから(爆)

まあ今回は私の勉強も兼ねてお付き合い下さい。

では恒例の長所と短所を。
長所:
(1)筋から作るので、きれいな問題になりやすい
(2)基本の手順がすでにあるので、盤面の配置が比較的簡単

短所:
(3)余詰めチェックが少し大変

そろそろ長所と短所を書くのが大変になってきました(汗)
前回とちがっていいことづくめですね。やっぱり筋がすでにあるというのはそれだけでメリットなんです。もっともその筋を作る(探す)のが大変なんですが、それもたくさん実戦を指せばそのうち見つかります。
だから現役生の皆さん、詰将棋を作るためにたくさん対局しましょうね。

では今日の原図を紹介しましょう。



さっきもいったとおり自分の対局はほとんどないので、プロの棋譜から拾ってきました。
第25回朝日オープン予選第14局 先崎学八段対宮田敦史五段の対局です。
なお先手は本当は先崎八段ですが、説明のため先後を逆にしています。つまりこの図の先手側は宮田五段です。
実戦はこのあと5四飛成までで宮田五段の勝ちとなっていて、3五玉に3六金以下の即詰みという解説がありました。

とりあえず詰手順考えてください。
私も念のためコンピュータで確認を兼ねて詰まして見ました。

……ど詰みですね。だめじゃん。
じゃあ何でこんな局面を採用したのか?

じつは、私も最初はコンピュータを使わず詰ましてみたんですが、最初に考えたのはこんな手順でした。

5四飛成、3五玉、3六金、同角、3四角成、2六玉、1六馬、3七玉、3八金 まで。



……えっと、

きっとどこからツッコんでいいかわからないくらいありえん手順ですね。
5手目もありえんですが「まで」と書いていながら詰んでないのはダメすぎます。
あとから見直してみてこれほど愕然としたのは久しぶりです(汗)

でも安心してください。こんな終盤力でも詰将棋は作れます(爆)

前にも書いたとおり筋だけあればいいので、この筋で作っていくことにしましょう。

まずは角成を成立させるために1マス上に上げてみましょう。ついでに明らかに不要な駒を省きます。それが下図です。



これでとりあえず予定の手順で詰むようになりました。まだ余詰がありますが、
この段階では気にしないことにします。
まずこの図を見て気付くのは、2一の銀はなくても詰みますね。じゃあ消しましょう。
次に、出来るなら飛車は引くよりは持駒から打って使ってみたいですね。できれば限定打にしたいのですが、とりあえずはあとで考えましょう。しかしこうすると今度は4四の角が浮いてしまいます。じゃあヒモをつけましょう。

ということで出来たのがこの図。



まだまだ余詰や非限定がありますが、とりあえず詰将棋らしくなりました。
余詰消しは最後にして、まず飛車の限定打から手をつけましょう。コツとして、最初に手順をしっかり作るようにしたほうがいいですね。

まず限定打ですが、飛車を離して打ったときに、玉が上か下かに逃げられるようにする必要があります。ここでは、(玉から見て)下に逃げる手を考えましょう。
4一の銀をなくせば4一から右側に抜けることが出来そうです。しかしそうすると本手順も詰まなくなるので、6一にと金を配置します。これで限定打になりました。
後は余詰消しと調整ですね。余詰消しについては今度別の日にテーマとして用意してますのでここでは割愛します。結論として、2三の歩を香にして、1一桂と5五歩を配置します。また3八の金を4八に移動します。
最後に、2筋の歩は少し気持ち悪いので、思い切って飛車に変えてみました。やっと最終形です。



といった感じで作れます。
おそらく今回のテーマは将棋の強い(少なくとも私よりは)現役生には向いていると思います。
対局の終盤にいい手順があったら覚えておいて、いろいろと試してみてください。

では次回もお楽しみに。
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