『怪談』 小池真理子著 集英社文庫

2018年08月04日 | 


暑気払いになるかどうか『怪談』を読む。この作者はサスペンスや恋愛小説ばかりかなと思っていたが、どんな怪談を書くのかと興味があった。7編からなる短編であの世とこの世をさまよう死者たちを描く。その死者たちは決して恐ろしいのではなくて、優しく暖かく残された者を慰める。身の毛もよだつ恐怖体験ではなくて日常生活においてふと感じた何か異形のものの気配をシナリオに高めていく。怖がりの癖に私はこの手の小説が好きだ。

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