四季彩ガーデンにようこそ

四季折々に庭に咲く草花やバラ、クレマチス、山野草などを紹介しています。

旅のしおり~瑞泉寺と伊波彫刻~

2015年06月28日 | 旅行・登山・ドライブ
富山に来たら、是非見せたいと言って連れてこられたところが、瑞泉寺です。

夫は以前にも訪れたことがあり、瑞泉寺の彫刻技術と建築にすっかり魅せられ、私に見せたかったようです。

本堂(明治18年に再建)


太子堂(大正7年に伊波彫刻の粋を集めて再建)
















山門(1809年建造)

1785年東本願寺の大工の棟梁柴田新八郎貞英により起工したが、3年後に本山の火災により帰京
その後、伊波の大工・松井角平恒徳が引きつぎ、1809年に完成させた

彫刻の素晴らしい山門


後小松天皇廟


式台門




鐘楼堂(昭和8年に再建)


太楼壁


伊波彫刻の起こりは瑞泉寺が過去に幾度も消失、その都度再建されてきたことに、深く係わっているそうです。

瑞泉寺の門前には、石畳の通り沿いに、伊波彫刻の工房が軒を連ねています



側溝に掛けられた蓋も素晴らしかったですよ

瑞泉寺をゆっくり時間をかけて拝観した後、伊波彫刻総合会館に向かいました。

館内には、国の伝統工芸品に指定されている欄間や獅子頭、天神様をはじめ、現代彫刻や工芸作品などが展示販売されていました。

子どもや孫にそっくりな子供の像を彫ってある作品は、庶民にも手が届きそうですが、それでも・・・・

伊波彫刻の粋を集めた作品ですもの、当然ですね。

会館を出たところで、目についた花がありました。

あまりにも鮮やかな花でしたので、初めは「造花かしら?」と近づいてみたほどです。

サボテンの花でした。花もビックで目を見張るようなサボテンの花です。

さて、私たちはこの後、日本海に沿って新潟(刃物で有名な三条)や福島、山形を経由して宮城に戻ってきました。

予定より3日ほど早い帰宅に、娘に「あれ~、今日じゃなかったよね」・・・と。

梅雨の影響もあって、最適なシーズンとは言えなかったかも知れませんが、私達にとっては、「日々是良日」です。

旅先でお参りした数々の神社やお寺の御加護、そしてブログ友さん等の暖かい見守りのおかげで、6月3日から6月20日までの長旅を無事終えることが出来ました。

改めて感謝と御礼を申し上げます。

長い間、旅のしおりにお付き合いいただきありがとうございました。

今度は私が皆さんのところにお邪魔しますね。
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旅のしおり~岐阜(白川郷)、富山(五箇山)~

2015年06月27日 | 旅行・登山・ドライブ
伊吹山を下山して、向かった先は岐阜の白川郷

関ヶ原から名神高速に入り、一宮JCTからは国道156号線を荘川までひたすら走る。

御母衣ダムの湖畔に植えてある荘川桜とダム湖を見ながら、食事をとる計画をしていたが、まわりの木々が鬱蒼と茂って視界が悪いので、ここでの食事はあきらめた。

パンフレットでは美しい湖面がみえているのに・・・(残念!)

白川郷合掌造り集落は1995年に世界遺産に登録されていたので、せっかく近くまで来ているのだからと、立ち寄った。




白川郷合掌造り集落に入るや否や、大雨にみまわれ、集落を歩いてみるどころではなかった。


そこで、展望台から眺めて見ることにした。

雨は益々強くなり、写真を撮るために窓を開けようものなら、雨がたたきつけるように吹き込んでくる

ここでは、写真を撮るのを諦めた。


大雨の降るところに長居は無用と、すぐさま富山の五箇山に向かった。

ここは、かつて学生時代に「岩瀬家」を訪れたことがあったが、菅沼合掌造り集落は、今回が初めてである。

はじめに、五箇山の一大産業だった塩硝づくりを再現している「塩硝の館」を見学した。
ここでは、うっかり写真を撮るのを忘れていた

菅沼合掌造り集落





菅沼合掌造り集落はこじんまりした集落であったが、相倉合掌造り集落には23棟の合掌造りが現存していた。

相倉合掌造り集落駐車場前








棚田と合掌造りの建物を見ると、日本人の私ですら異次元の世界に飛び込んだような気持ちになる。










集落では、お花を軒先に飾っているお宅が多かった。




旅人を歓迎しているのだろうか。

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旅のしおり~米子から天橋立、伊吹山へ~

2015年06月26日 | 旅行・登山・ドライブ
大山を下山し、その日は米子から国道9号線をひたすら走る。

日本海の景色が良いので、そう長い感じはしない。









山陰地方は神話と係わる地名がたくさんあると言われているが、「白兎海岸」もそう。

空の駅とも称される「餘部鉄橋」は、悲惨な事故でも有名だが、やはり高い。

この電車に乗って、上空からの景色を見てみたいものだ

この頃はカメラを使えないので、写真を全然撮っていません。

スマホで写真を撮っておけばよかったかな。

ここの道の駅で買って食べた「晩夏」はとってもおいしかった。
さしずめ、日本産のグレープフルーツだった。
地元でしか食べられないのが、残念だ。

ここから天橋立に向かった。

到着時間が夕方の5時を少し回ったために、リフトで展望台に上がることが出来なかった。

天橋立の全景を見ることが出来なかったので、その景色の素晴らしさが実感出来なかった。

それでも、ここを訪れたという足跡を残しておこう。












翌日、向かった先は滋賀県と岐阜県の県境に位置する伊吹山である。

関ヶ原ICを降りて、伊吹山ドライブウェイを登りきったスカイテラス駐車場から、西登山道コースに入る



スマホで撮った伊吹山に咲く植物です。

クサタチバナ




登山口周辺から、この花が見頃を迎えていました。

カノコソウ


オミナエシ科だそうですが、どうりで花の形が似ている訳だわ

ヨツバヒヨドリ

葉が3~5枚つくが、普通は4枚輪生する

ミヤマコアザミ


コバノミミナグサ


イブキタンポポ


キンバイソウ


ウマノアシガタ


ツルキジムシロ


肥翼草


イブキトラノオ


グンナイフウロ


山頂にはアヤメかな?


イブキオドリコソウ


この登山道は山頂まで40分ほどで、傾斜の緩やかな歩きやすい登山道であった。

ここなら、年老いても登れるし、四季折々の高山植物を見ることが出来る・・・なんていうことを思った。

日本百名山の一つがこんなに容易く登れてよいのだろうか。

伊吹山に自生する高山植物には「伊吹山固有種」も多く、貴重な自然の宝庫ゆえに、日本百名山に加えられたのではなかろうか。

花の豊富さ、登りやすさから、今回の山旅で一番のお気に入りの山となった。
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旅のしおり~鳥取(大山登山)編~

2015年06月25日 | 旅行・登山・ドライブ
百名山の一つである大山への登山はとても楽しみにしていました。

学生時代に蒜山高原からみた大山の雄大で風格のある姿が忘れられなく、今回の山旅に加えたものです。

ところが、前日の6月15日、大山寺に入った時から、ガスがかかり夕方には雨模様です。

夜半にはかなり強い雨が降っていたようです。

登れるかどうか心配していましたが、朝には天気が回復しておりました。

今回も、お天気は私たちの味方をしてくれたようです(*^_^*)

大山寺橋を渡り、車道を進むと左手に夏山登山道の入り口があります。

大山登山口付近で見つけた大山固有の小菊だそうですが、野菊より花が大きいです。

ウツギ


タニウツギ

ヤマブキショウマ

整備された登山道を登っていくと、1合目の標柱が立っており、この辺りから徐々に傾斜が増してきます。
ミズナラからブナ林と進んでいくと、時折、山の風景を垣間見ることができる場所にやってくると5合目に着きます


6合目には避難小屋もあり、展望も良くなります。


といっても、曇り空なので、あまり視界はききませんでした。

7合目付近からの眺めだったと思うけど自信がない。

8合目を過ぎた頃から、木の階段を上り、更に木道へと続きます
木道の上は快適な登りで、周辺にはダイセンキャラボクの群落を見ることができます。


9合目付近ではダイセンオダマキやイワカガミを見ることが出来ました。

ダイセンオダマキは草丈20cmあるかないかの小型のオダマキでした
花の中央が淡いイエロ―でまわりの外側の花弁がピンクから紫色を帯びて、とっても可愛い。






ゲストハウスの管理人さんから聞いていたので、この花を見てすぐにこれだと思いました。

弥山の山頂です。
標高1709mの弥山です。

大山は弥山と剣ヶ峰から形成される山で、中国地方の最高峰の山です。
剣ヶ峰(1729m)は、現在、崩落が激しく、立ち入り禁止区域となっています。

山頂からの眺望

剣ヶ峰は想像以上に険しそうな山でした。



立ち入りが禁止される前、ここは這いつくばって登る箇所や動けなくなって、
救助ヘリコプターが出動することもあったそうですよ。

雲の切れ目から遠く四国の石鎚山と剣山を見ることが出来ました(ヤッホー)




大山はこれまで登った山で、最も整備された山でした。

ここで見ることができた植物もご紹介しておきますね。

イワカガミ

アカモノ


コケモモで良かったかな?

ネバリノギラン

ヤマボウシ

カラマツソウ

ハナヒリノキ?






ナナカマド


コケイランかな


マイヅルソウ


ヤマアジサイ


大山に無事に登山できたことへのお礼参りに大山寺に立ち寄りました。




この牛さんに願い事を一つだけ唱えながら、体をなでると願い事が叶うというので、
あることをお願いしてきましたよ。
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庭の手入れをしている時が至福の時

2015年06月24日 | 暮らしとガーデニング日記
バラの季節が終わって、四季彩ガーデンでは
「これぞ主役級の花」という花が見当たりません。

そんなこと言っていいのかな。

あるでしょう。あの花が。
そうでした。アカンサスモリスが咲いていました。
花が薄ピンク色しているんですが、よく見えませんね。

葉も花もフォルムが綺麗です。

4年目にしてようやく咲いたのだから、今日の主役にしてあげないとね。

旅行中に花が終わっているかと思いきや、私が帰るのを待っていてくれた花ですもんね。

東側のボーダーガーデンには千鳥草が白、紫、水色と咲いています。






この時期はツユクサが綺麗に咲きます。


私に抜かれてしまうほど、はびこってしまったホタル袋です




白花のホタル袋は、1株から全然増えなかったのに、今年はどうしたことでしょう。

一気に増えてしまい、ありがたみがすっかり失せてしまいました。

【ガーデニング日記】

旅先から帰って、3日間は無我夢中で庭の手入れに精を出す。

枯れたバラの花が散らずにあったので、美観が悪い。

二日間で、一気に切り詰める。

お隣さんにはみ出したバラの枝もあった。

御土産を持参しながら、丁重に謝る。

見頃を過ぎたバラほど、醜態をさらす花はない。

これで、お隣さんも清々しい気分で、我が家の庭を見てくれるでしょう。

害虫の被害も大きく、虫にかじられた葉がやたらに目につく。

せっせと葉を摘む。

バラは、「私を丸裸にするつもり」とでも、言っているかもしれない。

花の終えたオダマキ、オルラヤ、ビオラ、庭セキショウ、モロッコナズナ、シレネブルガリス、水仙の葉など一気に抜く

例年なら種を採るところであるが、早くすっきりさせたいと、一気に抜いてしまう。

もう、種もこぼれているから、後は自然にお任せするのみ。

ついでに、今見頃となっているホタルブクロや宿根リナリアも随分と繁殖している。

半分位に抑えて、丁度良いくらい。

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旅のしおり~島根編~

2015年06月24日 | 旅行・登山・ドライブ
しばらくぶりの更新になります。

当ブログは「お花のブログ」であるはずなのに、ずっと「旅ブログ」でごめんなさい。

私の旅の記録として、残しておきたいので、もう少しだけ続けさせてくださいね。

記事が山口で中断してしまったので、姉や友人から「旅の後半は疲れて、ブログ更新どころじゃなかったのでしょう」と心配されました。

疲れてしまったわけではなく、私のドジからブログを更新できないでいました。

どんなドジかは、たぶん、想像つく方もいらっしゃるんじゃないかな。

私のようなドジを踏まないためにも、あえてさらけ出しますね。

事の始まりは、島根編を編集している時、突然マウスが使えなくなったことでした。

車に行けば、予備の電池があったのですが、夜も遅かったので、そのまま強制終了。

記事がバックアップされているかなと思いきや、影も形もありません。

間の悪い時は重なるもので、パソコンとデジカメをつなぐUSBケーブルが見つかりません。

写真のダウンロードはSDカードから移すことが出来ますが、このケーブルはバッテリーの充電器にも使います。

これがないので、カメラも電池切れをおこしてしまい、写真を撮ることができませんでした。

翌朝、前々日に宿泊したホテルに忘れていなかったか、電話しましたが、ないとのこと。

車の中を隅々まで探しましたが、見当たりません
家についてからも、探したけれど、結局見つからない。
USBケーブルはどこに行ったのでしょう?

電池切れをおこした時のために、バッテリーの予備をもう一つ準備しておりました。

なのに、1日に何枚もの写真を撮るものだから、予備のバッテリーもすぐに使えなくなりました。

ブログを更新できずにいたいきさつは、以上のとおりで、決して疲れからきたものではありません。

笑えるでしょう。

カメラが使えなくなった後は、スマホで写真を撮っていました。

これで、投稿すればよいのでしょうけど、スマホでの文書入力が苦手なんです。

時間がかかってしょうがないので、ブログ更新をお休みしておりました。

今日、注文していたUSBコードがようやく届きました。

これで、ようやく島根編をお届けできるわ(ホッ)


島根では出雲大社、日御碕灯台、足立美術館を訪れました。

神々が集まるという「出雲大社」は日本を代表する縁結びの神様として知られています。




大国主大神を祀る神社ですから、こんな像も。


縁結びの神様を祀る神社ですから、御願いしてきたのは、我が娘の良縁です。

花菖蒲が綺麗にさいていましたよ。




日御碕灯台

島根半島の最西端の断崖に建つ燈台です

燈台の高さは63.30mと日本一の高さを誇るそうです

日御碕灯台の周辺は、風光明媚な景勝地です











足立美術館
アメリカの日本庭園専門誌で12年連続して日本一に選ばれた5万坪の庭園です






「庭園もまた一幅の絵画である」は、足立美術館の創設者足立全康の言葉です

館内には横山大観をはじめ、河合玉堂、上村松園など、近代日本画壇の巨匠たちの美術品や河井寛次郎と北大路魯山人の陶芸作品等が展示されています。

美しい庭、そして多くの巨匠の作品を1度見ることが出来る美術館はそう多くはないでしょう。

しばらくここに留まっていたいそんな美術館でした。

母に見せてあげたい美術館でもありました。
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旅のしおり~山口編~

2015年06月14日 | 旅行・登山・ドライブ
今朝はゆっくりホテルを発ち、下関の唐戸市場で新鮮な握りをいただき、カモンワーフで御土産を物色する

こんなに早朝のんびり過ごしたのは何日ぶりかしら

関門橋を見るのは今日で3回目であるが、今日のが一番よい


やはり、お天気が良いと、いっそう美しく見えるものだ

唐戸市場から国道191号線を通るルートで角島に向かう

途中、湯玉駅手前のあたりで、高台に鳥居が見えたので、立ち寄る


福富稲荷神社という名前の神社であった


なんと良い名前なんでしょう!

ここからの日本海の眺望も素晴らしかった


角島は日本海に浮かぶ周囲約17kmの島で、角島大橋(1780m)で島に渡る




この景色が美しく、コマーシャルで取り上げられてから山口の観光スポットになったところである

素晴らしいでしょう。この景色。

角島から次に向かったのは、「金子みすず記念館」である








記念館で彼女の生い立ちや詩集を読んでいると、胸が熱くなった

金子みすずの「命」に向き合う視線があまりにも暖かいからであろう

夫は心優しき美人は、「薄命」なんだなぁ~と・・・(誰と比べているんだろう)

記念館を後にして、そこからそう遠くない青海島を1周する




ここは海のアルプスとも呼ばれているそうだが、景色が実に美しい

今日のドライブコースは最高!!






次に萩に立ち寄った




二人とも萩は以前に訪れているので、パスしようかとも思ったが、ちょっと萩焼を見て行こうということになった

そこで、旧久保田家住宅を見学した
萩開府400年を記念して平成16年に一般公開された建物である











庭も家の造作も素晴らしい建物です
何よりガイドさんの説明が素晴らしかった

今日の締めくくりは、夕日の展望スポットとして有名な「ゆうひパーク浜田」である

夕日が沈むまでの過程です









ここでも素晴らしい絶景に酔いしれることができた


素敵な1日でした


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旅のしおり~高千穂峡、そして阿蘇山~

2015年06月13日 | 旅行・登山・ドライブ
旅を始めて11日目になります

今日は昨日まわる予定にしていた高千穂峡の景観を楽しんできました


高千穂峡に入る前に、まず高千穂神社で旅の安全祈願をしました




ここには、夫婦松があって、この周りを夫婦や兄弟、友人と手をつないで3回まわると、仲良く暮らせるという松があったので、「私達もやってみない?」と思いましたが、夫に拒否されてしまいました(笑)


高千穂峡は旅の雑誌やキャンペーンを見て、ずっと訪れてみたいと思っていた場所でした









柱状節理の断崖と流れ落ちる滝は素晴らしかった!

でも、思っていたより、短かったかな?

高千穂峡から阿蘇の仙酔峡に向かう途中、「ああ~熊本の景色だ」とテンションが上がりました


ダイナミックな山なみと美しい草原がお出迎えしてくれました




お天気もまずまずの中、仙酔峡駐車場登山口から阿蘇山の最高峰である高岳(1592m)に向けて登り始めました




この仙酔尾根を登るコースは、砂礫とガレ場(石や岩が堆積していて、歩きにくい急斜面)ばかりで、ロッククライミングでもやっているような気分で、よじ登って行きました


足を止め、山を見下ろせば、仙酔谷や裾野の草原が広がり素晴らしい景観です


仙酔峡分岐です



ここから、すぐに高岳に向かわず、東峰に登りました




東峰から望む山景色


更に、ここから月見小屋まで下りて行き、中岳に向かいました


途中、小さな火口が見られました


現在、中岳火口から1Km以内は噴火レベル2で立ち入りが禁止されているので、行けるところまで行ってみようと進んでいきました


中岳山頂から手前20~30m位のところにロープが張ってありました

そこから、今日の最終目的である高岳山頂に登り、下山してきました


仙酔峡登山口までおよそ5時間の縦走でした


下山を始めた頃からポツリポツリ雨が降りだし、眼下の景色を楽しむことは出来ませんでしたが、阿蘇山を縦走できた喜びでいっぱいです

阿蘇パノラマラインから見ることができる米塚や草千里ヶ浜の景色を楽しみにしていましたが、強い雨風で車窓から眺めるのがやっとでした







九州の山旅では、他に九重山、祖母山に登る計画でおりましたが、これから2~3日天気が悪いというので、登ることを諦め、下関に入りました

下関火の山公園からの眺望




山頂から関門海峡や関門橋、対岸の北九州市が一望できます

夜景もきっと、綺麗じゃないかな

ひとまず、旅のしおり九州編は終わりにします

私達の旅日誌を読んでくださってありがとうございます。



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旅のしおり~霧島連山(韓国岳)、霧島神宮~

2015年06月12日 | 旅行・登山・ドライブ
今日は、霧島連山の最高峰である韓国岳(1700m)に登ってきました

お天気は登り始めは霧が立ち込めていましたが、8合目あたりに付くころから、日差しも出てきて、山を登るには絶好の日和となりました

韓国岳には標高1200mにある「えびの高原エコミュージアムセンター」前の登山口から登ります


20分ほど登っていくと硫黄山と韓国岳方面の分岐点です

硫黄山はどこでも同じような光景です


1合目


5合目付近からミヤマキリシマの群落をみることができます


山頂近くではミヤマキリシマが咲いていました


コガクウツギの花は、九州の山ではよく見かけます


綺麗ですね


8合目付近からみた韓国岳の山際です


登っていると気づかないのですが、かなり切り立っています
この下はカルデラになっています


山頂が間近です


登り始めてから、休憩も入れて2時間ほどで韓国岳山頂に到着しました


山頂から望む「高千穂峰と新燃岳」です


ここで素敵な御夫婦に出会いました

「記念写真をとって頂きたくて、待っていました。写真をとってくださいませんか」と声をかけられました

御夫婦は韓国岳を今日で100回、結婚50周年だったそうです
この記念すべき日に、私達は出会い、写真を撮ってあげるというお手伝いが出来たのです

私達もこの御夫婦にあやかって、健康で元気に活動できたらいいなと思いながら下山しました

次に向かうのは霧島神宮です

霧島神宮




天孫降臨神話のニニギノミコトを祀ってあり、創建が6世紀と古い歴史を誇る神社です。
最初は高千穂峰と火常峰の間にある背門丘に建てられたものの、霧島山の噴火による焼失と再建を繰り返し、約500年前に現在の場所に移されたそうです

豪華な装飾でした


境内には国歌にもうたわれている「さざれ石」があります


次に向かったのは高千穂峡でしたが、ここでこの旅最大のアクシデントに見舞われました

高千穂峡に向かうルートを高速を利用せずに国道223号線から265号線を通る道路でナビを設定しました

国道にすっかり騙されてしまったのです

1台がようやく通れるような細くて蛇行しており、どんどん急な坂道を登ったり下ったりする山道でした

まるで、車で登山しているかのようです

昨日までの雨で、土砂崩れがあって通行するのもようやくというところが何ヵ所かありました

途中4台の車のすれ違いましたが、車体の大きな我が家の車はバックが大変なので、軽自動車にすれ違いができるところまで、バックして頂きました

思い出しても、心臓がバクバクしてきます

足にもずっと力が入りっぱなしです

途中、通行止めの看板がみられたので、西米良村の少し手前から国道219号線に入り、東九州自動車道に入り、延岡でビジネスホテルに泊まることになりました

山登りよりもずっと疲れた移動でした

ああ~、やれやれ
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旅のしおり~開聞岳~

2015年06月11日 | 旅行・登山・ドライブ
今日の行程:伊集院→国道3号線日置市→国道270号線を下り、枕崎市に入る

        枕崎→国道226号線に入り開聞岳登山口に向かう

        開聞岳→指宿有料道路谷山IC→九州自動車道鹿児島IC→えびの市


昨夜はかなり強い雨が降っていましたが、ホテルを出るころには、雨はあがっていました

開聞岳の登山は無理かもしれないけど、せめて姿だけでも見られないかと開聞岳まで向かいました

途中、枕崎周辺の戸柱公園に立ち寄りました




天気の良い日には開聞岳が眺望できるのに、今日は何にも見えません








ここの浜は遣唐使船が漂着した浜だそうです

地区の方たちが公園や公衆トイレの清掃を行っていました

「ここの戸柱神社は健康祈願が良くかなえられるからお参りしていって」と勧めら、旅の無事を祈願しました

開聞岳近くまでやって来た頃、空が明るくなったので、もしかして登っているうちに晴れ間を見ることができるかもしれないと、10時35分登り始めました



ガスが立ち込めているが、登るには何の支障もなく、山頂に着くことが出来ました

1合目から5合目までは砂礫と落ち葉の道で歩きやすい山道でした

5合目付近から急こう配の岩場が続く


7合目


仙人洞



9合目付近では、思いがけず霧島ツツジなどを見ることができました




開聞岳山頂には午後1時10分に到着

開聞岳山頂(924m)です


開聞岳の登頂で景色を楽しむことはできませんでしたが、九州一帯が大雨に見舞われた中、奇跡的にも山頂まで登れました

達成感を味わうことが出来ました

雨はいつも私たちが車で移動する時間や夜に降ります

これは、天気が私たちの見方をしてくれたと言っていいですよね

下山して向かったのは、えびの市です

途中、桜島を見ることができればと思ったが、通過点あたりから大雨が降り出し、見ることはできませんでした

旅の9日目は、薩摩半島を1周する行程でしたが、生憎の雨で、景色を満喫することはできませんでした

それでも、開聞岳に登れたのですから、良しとしましょう



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旅のしおり~仁田峠、雲仙岳、熊本城~

2015年06月10日 | 旅行・登山・ドライブ
昨日のうちに、長崎から島原街道(57号線)から愛野町を経由し、雲仙グリーンロードを抜け、瑞穂町で宿泊しました

旅も早いもので8日目になります

今日の旅の行先は雲仙岳と熊本です


雲仙岳は遠くからは一つの山のように見えますが、普賢岳、妙見岳、九千部岳、衣笠山などの火山が集まってできた集成火山の総称です

妙見岳と野岳の鞍部にあたる仁田峠(標高1080m)から雲仙ロープウェイを利用して、妙見岳には3分ほどで登ることが出来ます




仁田峠の途中の展望台から眺めた光景は、素晴らしいの一言です

何層にも重なった雲海と雲海から垣間見ることができた九重連山や阿蘇山の峰々に感動し、しばらく見入ってしまいました









平成2年の噴火でできた平成新山(1483m)




平成3年の普賢岳の溶岩ドームの地すべり的崩壊、火砕流の発生による大惨事が思い起されます

ロープウェイから見下ろした仁田峠


5月下旬にはミヤマキリシマが山肌をピンクに染め、とても美しいそうです


こんなチョウチョウを発見!

初めて見たので、名前がわかりません

妙見岳では可愛いツクシドウダンが咲いていました




チュウーリップを逆さまにしたような形と言われていますが、小ぶりで丸い形をしています





妙見岳を降りて向かったのは、島原まゆやまロードです

しかし、ガスがかかってきて、昭和新山を見ることが出来ず、途中引き換えし、島原港に向かい九州フェリーで熊本に向かいました

向かったのは熊本城です


西・南大手門→頬当御門→宇土櫓→小天守閣→大天守閣→本丸御殿と見学しました





スケールの大きさ、当時の土木・建築の精巧緻密な技術等に驚嘆し、熊本を後にしました

明日は開聞岳に登る予定でしたが、4時過ぎた頃から雨脚が強くなりました

登るのはちょっと無理みたい
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旅のしおり~有田、ハウステンボス、グラバー園~

2015年06月09日 | 旅行・登山・ドライブ
旅の7日目です

今日の行程:伊万里市  → 有田幸平  → ハウステンボス → 
      大浦天主堂 → グラバー園

焼き物の里、有田幸平の街並みです


早朝8時から開店していた香蘭社に最初に入りました

【香蘭社】

まずそこにはいると、2階の展示室を見せて頂きました













皇室御用の品々です





香蘭社1階の店内です





【今泉今右衛門】

一つ一つの写真を撮ることはおことわりしているそうですが、全体をどうぞと言われ撮影したものです

こちらでは、展示品を見せて頂いた帰り際に、今右衛門の湯飲み茶わんで、美味しいお茶と羊羹のおもてなしをいただきました

単なる見学者である私達に、ここまでのおもてなしをしていただけたことに、いたく感動しました


【深川製磁(社)】


工場です


こちらでは、スタッフの方に2階の資料館をご案内していただき、丁寧な御説明を頂きました

こちらの資料館では写真を撮ることが出来ませんでしたが、皇室御用達品など、素晴らしい有田焼をじっくりと見せて頂きました

その上、今は作られていないというデミタスカップでコーヒーを入れて頂くなど、至福の時間を味わいました

有田では、どこでもこのようなおもてなしをされているのでしょうか・・・

ここでのおもてなしは私の記憶に深く刻まれることでしょう


次の行先ハウステンボスは、雑誌で見たことがある景色が次々と飛び込んできます












こちらでは、現在紫陽花祭りが開かれ、日本最多の800品種が植えられているそうです























また、バラのシーズンには壁に誘引された花が美しく咲く姿を想像しながら、ハウステンボスをあとにしました



今日の最後の観光地になります

大浦天主堂




グラバー園では、平日にも係わらず団体客さんが多いんですよ

人が見当たらないでしょう
居なくなった時、すばやく写しているんです







肝心のグラバー邸の写真は1枚も撮ることが出来ませんでした

ここで素敵なアンティーク風のバラを見つけました



名前はわかりません

今日もめいっぱい、色々見てまわり楽しみました

が、私たちはあまり観光地化していないところの方が性に合うようです
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旅のしおり~唐津城、七ツ釜、伊万里~

2015年06月08日 | 旅行・登山・ドライブ
旅も6日目です

今日のイチオシ光景「七ツ釜」


今日は雨の為、九重山に登る予定を唐津、伊万里方面の観光に変更しました

行程:大分自動車道の九重IT → 鳥栖JCで長崎自動車に入る → 
    多久ITで降りる → 唐 津 → 七ツ釜 → 呼子大橋 → 
    伊万里大川内山


唐津城


・寺沢広高が慶長7(1602)年から7年をかけて築城
・現在の天守閣は1966年に完成したもの



生憎の小雨模様であったが、天守閣から唐津湾を見下ろす眺望が楽しめる



遠く右上方向に「虹の松原」が見えるのですが、わかりますでしょうか


この後、唐津焼を売っているお店を2件ほど見てまわりました
素朴で味わいのある焼き物です
夫は記念にと湯呑茶碗とお茶碗を自分用にもとめていました

七ツ釜


国の天然記念物にも指定されている七ツ釜は玄武岩が玄界灘の荒波にさらされ、浸食されてできた景勝地です


柱状節理の断崖












断崖は深く深くえぐられて7つの洞窟が並列していることから七ツ釜と名付けられたようです


実際には5つしか見ることが出来ませんでしたけどね

こんな光景を見ることができて、ここまで足を運んだ甲斐がありました

ここで、目にした植物達です

這性のバラ

花の大きさは4cmくらいで、玄武岩や草原に広がっていました





黄色と橙色が混じったスミレのような可愛い花


七ツ釜から車で15分位進むと、呼子大橋を見ることが出来ます


橋もみていると、それぞれ美しさがあって、つい写真を撮りたくなります

この後、伊万里大川内山に向かい、伊万里焼の窯元を何件か訪ねて回りました



大川内山は何件もの伊万里焼窯元の直売店が軒を並べ、雰囲気のよい街並みです

見て回るだけでも、大いに楽しむことが出来ます

だけど、お値段が高くて、びっくり!
普段使い用にと、小皿10枚と多様カップ等を購入しました。

お店の前に植えられていた紫陽花が美しかった!




石垣の隙間に植えこんだ多肉「朧月」に「おおっ」とつい声を出し、写真を撮る私でした


どこに行っても、花にはつい目が行くのですね

明日は有田に向かいます

コメント (8)
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旅のしおり~北大船山から眺めるミヤマキリシマ~

2015年06月07日 | 旅行・登山・ドライブ
旅も5日目になります

これを見ることができただけで、もう十分です!





北大船山周辺からみた光景です

今回の九州の山旅は「平治岳」に咲くミヤマキリシマをテレビで見て、「私も山がピンクに染まる姿を見てみたい」ということから、計画した山旅です

それでは、今日のコースです

九重町長者原ビジターセンター登山口 → 雨ケ池 → 坊ガツル → 北大船山

7時間位のコース時間ですが、日曜日で登山客も多く、すれ違いのための待ち時間と休憩時間を入れたら、8時間となりました

えっ、平治岳はどうしたの?と思うでしょう

坊ガツルの近くにやって来た頃、ミヤマキリシマが枯れこんでいる姿を目にしました

頂上には淡くピンクに染まってはいましたが、毎年登られる方から、虫に食われて枯れているんだというお話を聞きました

昨年は見事な咲きっぷりだったそうで、とても落胆されていました

このご夫婦の話を聞いて、私たちは大船山の手前の北大船山(1706m)にコースを変えました

九重町長者原ビジターセンター登山口




雨ケ池
 

雨ケ池周辺の光景


坊ガツルに向かう途中の山々の景色がとても素晴らしかったんですよ







平治岳山頂のミヤマキリシマをズームで撮ってみました


↓ 

坊ガツルから大船山に向けて登っている途中の眺望




ミヤマキリシマが登山道の両脇に咲き誇っています


北大船山が近づく頃から、周辺の眺望は正にミヤマキリシマで染められていました

自然の日本庭園のようです

なんて、素敵な景色でしょう

ミヤマキリシマの花は直径1.5~2cmほどの小さな花です

剪定などしなくても、形よくまとまっている姿が、また綺麗なのです



↓ 

北大船山


北大船山から坊ガツルに向けて下り初め他頃に見た景色です


明日は、久住山に登る予定ですが、降水確率が70%です

どうなることやら・・・・
コメント (4)
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旅のしおり~由布岳~

2015年06月06日 | 旅行・登山・ドライブ
朝の7時に由布岳正面登山口を出発

降りてからの景色になります

正面登山口より、登り2時間30分、下り1時間40分の行程です

昨日の雨は上がっているが、ガスが立ち込めている
頂上に着くころには晴れてくれると、何故か確信する

由布岳登山口から合野越までは、緩い上り坂で、こんな調子でいったら、楽ちんこの上ないのですが、
そういかないのが世の常です

ガレバあたりから強風が吹き荒れ、途中、20分ほど風が和らぐのを待った
ガスも晴れたり、立ち込めたりを繰り返していた


ガレバ付近では、ミヤマキリシマが所々に咲いているのが見られた




マタエにつくと、ますます風が強くなり、ここで30分ほど風が止むのを待った
この周辺のミヤマキリシマの群生は本当に素晴らしい!


ガスが薄くなった時を捉えて、何枚か写真を撮る




晴れわたった時には、どんなにか素晴らしい光景


由布岳西峰山頂にはここから20分ほどである
ここからは、クサリ場が続く

登り始めて10分も経った頃、夫は、足場の確保が難しいクサリ場で、「危ないからやめた方が良い」と言って、途中から引き返した。


マタエから東峰山頂までも20分、所要時間は同じでも4メートルほど低い。
由布岳東峰山頂(1680m)に登頂


山頂付近からの眺望






朝、登山口の周辺の山々はガスに隠れて見えなかったが、帰りには綺麗な山並みを見ることができました







由布院の街並みを見下ろす



由布岳を下って、次に向かったのは、日本一長いつり橋「九重夢大吊橋」です


橋の長さ:390m(日本一)、橋の高さ:173m(日本一)の橋です


橋を渡ると日本の滝百選にも選ばれているという「震動の滝」を見ることが出来ました。


九重夢大吊橋から眺めた景色です




今日は疲れました

今晩は長者原温泉星生ホテルに宿泊です
コメント (2)
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