どんよりとした空

１２月に入って、晴れの日が多かったので、
ここらで一雨欲しかった。
朝からはどんよりとした曇り空で、
今にも雨が降りそうだった。

こんな日は北国なら雪の花が散るだろう。
子供の頃、こんな寒い日は着膨れた母が、
寒い寒いといい、「もうじき雪花が散るよ」って
よく言っていた。
どんよりと曇った空から白い花が散るように、
ふんわりと雪が降ってくる。
それを雪の花といった。
南国に住んでからは雪花もほとんど見ない。

今日は太陽が出ないから
宮崎もひんやりとして肌寒い。
一つ葉海岸の松林に歩きに行く。
今日はパピヨン犬のレオンと、
柴犬のあきが出会っているところに出くわした。
いつも一緒になるといっていた。
両犬とも、ある一定の距離まではおとなしいが、
どちらかが近づくと、暴れたり、ほえたりする。
犬同士遊びたいと思っているのだろうか？

午後から雨が降り出した。
１２月の雨は冷たくて淋しくなる。
各地でイルミネーションが灯されている。
雨の日はまた違った趣があるのかな。
フローランテ宮崎は明日から点灯され、
夜をきれいな明かりで彩られることだろう。