つれづれ草

日常の思った事を書いていきます。

手紙

2009-02-26 23:06:25 | 日々のこと
幼友達から手紙が来た。
先日、中学校の同窓会の案内状が来たので、
どうしているかと思って手紙を書いた。
すると、すぐ返事をよこしてきた。
開いてみると
「今日、ポストに懐かしい字の手紙が入っていたので、
すぐ読みました」と書いてあった。
「お寺の石段を駆け足で登った若いあの頃が思い出されます。
今はヒザが痛くて走ることは出来ません」と・・・。

昔はよく手紙のやり取りをしていたが、
もう年賀状だけになっていた。
長い間、近況報告もせず、そのままになっていた。
実家に帰ったときにも、
会えなくて、6,7年くらい顔を見ていない。
どうしているかなと思っていた。
彼女は子供のいない義姉が植物人間のようになっていて、
その面倒を見ていたり、誰もいない家の用事までしていた。

94歳の実母も入院していて、
少し認知症になったとか。
彼女のお母さんはレース編みがとても上手で、
ヒマさえあれば編み物をしていた人でした。
子供の頃、彼女の家に遊びに行くと、
家事もしないでいつも編み物をしていた。
子供が家の中で走ったり、
押入れの中の布団を出して騒いでも、
何も言わずに編み物をしていた。
そんなお母さんを見て、
子供心に不思議に思っていた。
やさしいのか、気にならないのか、
私の母とはまるで違うから・・・。

のんびり屋の彼女も、さすがにストレスがたまったのだろう。
毎日、安定剤をのんでいるらしい。
なんだか身につまされる思いがする。
ご主人が次男だったので、
親の面倒を見ることはなかった。
今頃になってそういうことになるとは考えもしなかっただろう。
人生には予期せぬ出来事がやってくるものです。
励ましの手紙でも書いて送ろう。