乳腺外科医terusanの平凡なブログ

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乳腺外科医 terusan の休日のブログ(日曜日)

2020-04-05 | 日記
皆さまおはようございます。

本日は、新型コロナウイルスのお話。

東京では、1日の感染者数が100人を超えてきました。

もうそろそろ、緊急事態宣言が出そうだ!!と、
そんな、時期ですが、

皆さま、緊急事態宣言!!
ピンと来ていないかたもいらっしゃると思います。

なぜ、日本医師会は、早くから緊急事態宣言を出すべきだ!
と、テレビやメディアを通じて、発表しているのか??
ここで、お話しできる範囲で、説明したいと思います。

この、新型コロナウイルスを扱う病院は、
1.まずは、指定病院。
2.この、指定病院がいっぱいになったら、
次は、協力病院。
3.ここも、いっぱいになったら、その他の病院。
で、入院することになります。

実は、指定病院の入院患者は、すでに、パンクしています。
それは、取り扱える患者さんの数に対して、
感染症患者さんのために用意していたベッドがすでにいっぱいになってしまった!
ということなのです。

それでも、
患者数が増えているため、
通常の病棟をつぶして、感染症病棟へと変更している病院も、
多く存在しています。

それでも、収容できない患者さんは、
協力病院で、新型コロナウイルスの患者を入院させています。
実は、ここもパンクしそうなのです・

この協力病院も、用意したべっどでは対処できず、
これまた、感染者用のベッドを増床している状態です。

この協力病院というのは、あなた方の近くにある大きな病院です。

では、どの病院に、何人入院しているか?
知りたいと思うでしょうが、
国民の皆様には、発表していません。

なぜなら、厚労省が発表を控えてほしいと、
各施設に、要請があるからです。

都内では、あなたがたの近くにある大きな病院に、
何人かは入院していると思っていただいて、
間違いありません。

もう、新型コロナウイルス用に用意したベッドはいっぱいになってしまいます。
そのため、厚労省は、新型コロナウイルスに感染して、
症状が無い患者さんを、ホテルに隔離しようと考えています。

通常、病院では、すべての科を一緒に診療しております。
ですので、入院中の患者さんや、通院の患者さんの中で、
免疫が落ちている患者さんを、感染者の近くで治療しているのです!
院内感染!とても心配です。

当然のことながら、院内感染に、気をつかって診療していますが、
医学の世界に、絶対はありません。
このようなところを、心配しているわけです。

さらに、感染症内科の先生は、
あの、ダイヤモンドプリンセス号が入港してから、休みを取っていません。
疲労で、倒れないか心配です。

日本のあらゆる病院で、少人数づつ、各病院で感染者を診療しています。
ですので、万が一、蔓延し始めたら、あっという間に、全国あちこちの病院が、
感染のクラスターの震源地になってしまいます。
そのため、すべての場所をロックダウンする必要があるのです。

そのようなことになりませんように!!

恐るべし新型コロナウイルス。
手洗いうがいは忘れずに!!














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