凸っちゃおっかなー

聞かなきゃわかんないことって多いよねー。 コメント承認制です。

花菱さんの記事を読みました

2018-01-07 11:00:57 | 日記
潔い。流石だと思う。一本筋が通っている。日本人とはこういうものだ、というお手本のようなひとだ。


きちんと自分を見つめ、悪いと思ったところは正し、頭を下げることができる。
こんなに潔い人を、私は他に知らない。武士道にも通じると思う。


勇気が要っただろう。少なくとも、「春不遠」は、余命衛星ブログではトップクラスの知名度を誇っていた。その彼女が、「自分の主張が間違っていた」と詫びた。ネット上の世界では、嫌なことには背を向けて、知らんぷりを決め込むこともできたはずなのに、だ。
彼女の行いは賞賛に値すると思う。

余命ファンブログの中で、彼女の影響力は大きかった。一度ブログを削除されたとき、バックアップを取っているファンがいたほどだ。
そして、そのバックアップをもとに彼女は復活した。読者が惹かれたのは、文章から読み取れる彼女の人柄もあったと思う。
高校生か、大学生くらいのお子さんのいる、お母さんだったと記憶している。きっと素敵なお母さんなのだろうと思っていた。
いいことは良い、悪いことは悪いときちんと理論建てて子供に言える大人は、今では貴重だ。彼女はそれができる人だと、文章からにじみ出ていた。
間違っていたことに対して、お詫びをし、頭を下げることのできる、責任感のある大人だということも、今回のことでわかった。
立ち位置は別として、私は彼女の書く文章が大好きだった。


余命三年時事日記という、わかりづらいブログを、高校生の頼みで、何が書いてあるのか内容がわかりやすいようにする、と始められたブログだったように記憶している。だから「超訳」だったのだ。
そして、彼女は、自分の手でブログを閉じた。家庭の事情もあっただろう。ご家族の介護をされていたはずだ。ブログを消して、そのまま消えてしまうこともできたはずなのに、彼女は戻ってきた。「お詫び」の記事を持って。


過去の自分を全否定するようなものだと思う。「自分だけじゃない」と言い訳をすることもできたはずだ。しかし、彼女はただ頭を下げている。自分が影響を及ぼしてしまった人に対して、ひたすら詫びている。

同じ立場に立たされた時、同じことができるという自信は、私にはない。だからこそ私は、彼女を心から尊敬するに値する人だと思っている。