目指せ華麗な七十代!

旧mandalaflowerからタイトルを替えました。今から始まる七十代をより華麗に生きる覚悟です。

桜色

2018-03-17 | 日記
こんにちは

晴れてきたけれど冷たい風の吹く山里です。


昨日は倒れた柵の木に花芽がついているお話をいたしました。

今日はその花芽を見つけた時のお話です。

私ね、昨年に突然草木染めの魅力に目覚めたんですけど、

当初季節が初夏でしたので手に入る染料は草色の緑ばかり。

桜ならピンクが出るのかな、って思い桜染めに憧れました。

調べて見ると桜色を出すには花の蕾の頃がいいという事がわかり

その時の来るのを心待ちにしていたものですから、

倒れた木についた花芽を見た途端、

今がその時だ、と舞い上がってしまったのです。

桜の便りもそろそろと届き始めていますが

染料にする桜の木をどこで調達するかそれが問題の一つでした。

自分の家でそれが賄えるとなったらなんとラッキーな事でしょう。

位置的にも簡単に取れそうです。

普通桜の木って案外背が高く手の届く枝を探すだけでも一苦労なんですよ。

それが目の前に

さあどうぞ、とばかりに転がっているのです。

気がつくと私は蕾がほんのりピンク色に染まり始めた枝を早速切り始めていました。

こういう時は迅速な行動を見せます。

すると家人がそれを見咎めたのでしょう。

せっかく花を咲かせようとするものを

無残に切るのはかわいそうだと言ってきました。

動物だけでなく生き物すべてに優しい人ですから

考えてみればそういうだろうことはわかっていたはずです。

なのに私の中に人の気持ちより自分の気持ちを優先する

子供心が残っているので

そこまで考えを回さなかったのですね。

桜色を出して見たい、という

欲望のためだけに平気で花芽を切ってしまう女、なのね私って。


自虐的に言えばそうなりますよね。


そんなわけで鍋いっぱいは欲しかった桜の枝も

ほんのわずかでやめておきました。

ハンカチ三昧がやっとくらいの染料しかできないかもしれませんね。

来年もっと成長したらもうすこしいただいてもいいかな。


桜といっても山桜。

そんなに濃い色が染まるとは思いませんが、

一度試して見たいのです。

手の痛い私に変わって家人が細かく切り刻んでくれました。

枝は三、四日煮たほうがいいと聞いています。

今日はまだ一日め。

煮汁は少し杏仁の匂いがするわ。

やっぱり同じ仲間なんですね。

どんな桜色が出るのか今からのお楽しみ。



さっき今にもほころびそうな蕾を見つけました。

平年より三週間くらい早い開花です。

鶯の声も未だに聞かぬうちさくらが咲くとはこリャ珍しい
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 去年倒れた桜の木 | トップ | 春の雨 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事