寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第3770話) 17音に没頭

2024年12月15日 | 行動
 “10年ほど前から本紙の時事川柳への投稿に挑戦している。「軽く」「明るく」「はすに」の三つのイメージを、五・七・五に盛り込むよう、心がけている。自分でもひねりが効いたものができると、気持ちが明るくなって、憂さが晴れたような気になれる。
 新聞各面の見出しから題材を探している。題材が決まったら、その記事を何度も読み、そこでの印象的な語句をスマートフォンのメモアプリに記録しておく。それら語句を入れ替えて推敲して、記事一つあたり3作品を詠むことを目指している。
 たった17音でも大変な集中力と根気が必要。―句を完成させるのに半日かかることだってある。それでも新聞を読むのは楽しく、投稿作品が選者の目に留まって入選でもしようものなら天にも昇る気持ちとなる。認知症予防にもつながれば、まさに「一石二鳥」以上。”(11月21日付け中日新聞)


 愛知県一宮市の後藤さん(男・76)の投稿文です。17音に没頭である。17音の最も一般的は俳句であろうが、その他にもある。後藤さんは時事川柳と言われる。川柳とは言われていない、何か意図があるのであろうか。ボクは川柳を始めて40年以上である。それなりの流れは分かっているつもりである。川柳と一言で言っても、一人一派というほど様々である。そこを心得て時事川柳と言われたのだろうか。ボクも昔はいろいろ思ったが、今は何も気にしていない。それぞれ良いと思うこと、やりたいことをやること、続けることが重要と思っている。
 先日に続いて一石二鳥の話しであった。高齢者は何をやっても一石二鳥になるのである。本来の楽しみとやることによる心身の健康である。面白いものである。



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