“新型肺炎、密閉状態、飛沫感染、濃厚接触、非常事態、陽性反応、集団感染、自宅隔離、院内感染、休校要請、公演中止、臨時休館、不要不急、外出自粛、在宅勤務、時差出勤、厳重警戒、雇用不安、入国制限、感染集団、患者急増、感染経路、重大局面、渡航自粛、都市封鎖、休業補償、医療崩壊・・・。
新型コロナウイルス関連の新聞記事で二月以降、実にたくさんの四字熟語が出てきた。それまでは新聞紙上でカタカナ語が随分増えたなと思ったが、今回は四字熟語の方が圧倒的に力タカナ語よりもインパクトがあり、意味がダイレクトに伝わってくる。新聞から抽出したこれら四字熟語には振り仮名を付けて愛知県春日井市に住む小学校四年生の孫に送る予定だ。”(4月5日付け中日新聞)
名古屋市の加藤さん(男・65)の投稿文です。カタカナ言葉の氾濫について、4月17日付けの第2945話でも紹介した。この投稿文はそれを補強する意見である。よくもこれだけ四字熟語を集められたものである。と言ってもこれらはコロナ関連の言葉であるので、数日の新聞で見つけられるだろう。そして、ボクは4月29日の中日新聞からカタカナ言葉を拾い出してみた。クラスター、スキーム、ゲノム、フェースシールド、ステイホーム、パンデミック、フリーランス等々、これらもコロナ関連の言葉のほんの一部である。しかし、四字熟語は昔から使われている言葉であるが、カタカナ言葉は最近使われ始めた言葉である。しかし、四字熟語は新しいものでも使っていなくてもおおよその意味は分かるが、カタカナ言葉は全く意味が浮かばない。インターネットやスマホで使われている言葉を拾い出したらどのくらいになるだろうか。インターネットやスマホを使っていない高齢者はまだ多かろう。これらを使わない人は、新聞の内容をどれだけ理解できるだろうか。こういうカタカナ言葉を使う人、また新聞等を作る人は知識人である。どういう人とやり合うのか、どういう人に理解して欲しいのか、そこを理解して使わないと、自己満足の域で終わってしまうだろう。
何かしら忘れてないか鍵財布
忘れてはいないあなたの誕生日
五月晴れ
休みだけあって体を持て余す
何ということか何処にも行かれない
活字にも飽きたテレビにも飽きた
皮肉にも快晴続く五連休
草むしり無心になれたかもしれぬ
鯉のぼり兜飾りも箱の中