goo blog サービス終了のお知らせ 

寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第3808話) 孫のお古

2025年03月04日 | 出来事
 “近くに住む28歳の孫が大きな袋を二つ抱えて、わが家にやって来ました。にこにこしながら袋を差し出すので、何か入っているのかと思ったら衣服15着ほど。聞けば、どれも20歳の妹の冬物で、「着られそうなものがあったら着て。そうでなかったら処分してもいいよ」と。そこで、ともにウール100%という白いセーターと黒の丈長のべストを手にしました。袖を通すと、私が普段着る衣服よりも暖かくて、すっかり気に入りました。残りの服もいただくことにしました。
 孫娘のお古だからか、何だか私は心まで少し若くなった気がしました。友人と会う機会があれば、着て行って若返ろうかしら。”(2月8日付け中日新聞)


 愛知県瀬戸市の飯田さん(女・85)の投稿文です。85歳の女性が20歳の孫の服を着る。何かとファッションを気にする気にする女性です。それは何歳になっても同じでしょう。そして気に入ったものがあり、着てみる。若返った気持ちになる。当然でしょう。
 老いたらより着るものに気を配り、そしてできるだけ明るい服を着る、最近よくわれることです。以前は老いにふさわしい地味な物を着る、派手な物を着ようなら批判の対象でした。それが今は違います。飯田さんも言われる若い人が着る明るい物を着れば、気分も明るくなる。これは孫さんの配慮でしょうか、そして飯田さんも受け入れられた。これも挑戦です。万々歳です。



コメントを投稿