“16日付本欄の小学生の投稿「しせい正して視力守れ」には大賛成です。電車に乗ればほとんどの人がスマートフォンを眺めている昨今です。私も目とスマホとの距離が近いことが気になっていました。視力低下はもちろん、猫背になりはしないかと心配になってきます。
半世紀以上前の私が小学校三年生だったとき、担任の先生からノートと目は30センチ離すように」と何度も言われ、常に心掛けてきました。そのおかげか良い姿勢が身に付き、視力が低下することはありませんでした。私が小学校教員になっても、この教えを子どもに伝えました。30センチ物差しの先に目玉の絵を付け、姿勢が良くない子にはあえて見せるようにしました。結果、他の先生から「姿勢の良いクラスだ」と褒められたこともありました。特に次代を担う現代の若者には、物を見るときは目から30センチ離すことを意識してもらいたいです。”(10月31日付け中日新聞)
愛知県江南市の元教員・中村さん(女・77)の投稿文です。今の学校で、この30センチの話はされているのだろうか。確かにボクの子供時代はよく言われたものである。今の小学生は、もうこの時代からパソコンやタブレット、スマホである。文字を読むよりもずっと、1点を見つめることが多い。統計的にも子供の視力低下傾向ははっきりしているようである。30年前に比べ、視力1.0以下が小学生で5人に1人から3人に1人、中学生では3人に1人から2人に1人になっているという。
この文から30センチは姿勢にもいい効果があることを知った。言われてみれば当然である。文字を見つめるとき、多くは前屈みになる。30センチを保てば背筋は伸びている。いい姿勢になるわけだ。今の若者は、ボクらの頃に比べ素晴らしい面が多い。でも姿勢についてはいいとは思えない。腰を落として立つ、歩く。すぐ座り込む。まっすぐ前を見て歩く人は少ない。ボクはまっすぐ前を見て歩くことに心がけている。高齢者は若者以上に前屈みなる。高齢者のなりゆきである。心がけないとまっすぐにはならない。ボクは時折ながら「姿勢がいいから若く見える」と言ってもらえることがる。ウォーキングを学んだおかげである。
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