“89歳となった父だけが暮らしている愛知県蒲郡市の実家は築84年。8月下旬、市の無料耐震診断を受けて基礎や壁、床、屋根、家の周りをチェックしてもらいました。半月後に届いた結果によれば、事前の予想通り、「地震が起きた場合、かなり倒壊の可能性が高い」。
既に実家はリフォームを重ねていて、私が記憶する限り、かまどのあった台所は現代風キッチンとなり、屋外にしかなかったトイレは家の中にも設置されました。現在の唯一の住人たる父にとって思い入れのある家だけに、この先も快適な空間であるよう、行政による各種補助金制度も活用した改修を考えていくつもりです。”(10月24日付き中日新聞)
愛知県幸田市の主婦・吉見さん(63)の投稿文です。築84年の住宅をどうするか、耐震診断を受けられた。そして、補助金制度を活用して改修を考えられている。よく考えられてのことであろう。でも、いつまで使われるのだろう。後住む人はあるのだろうか。
ボクの家は、築74年である。吉見さんと似たようなものである。木造住宅はよく持つものである。ボクの家は、昭和47年に大幅に改修している。その後耐震診断も受けたが、しょせん玉石の上に乗った基礎である。この基礎を変えない限り、数値は上がらない。そして、知り合いの大工さんに頼んで、補強できるところはしてもらった。今もそのまま過ごしている。だけどボクは心配していない。平屋である。そして、その母屋の周りは増築し、増築した部分はしっかりした基礎になっている。自分達が亡くなれば壊される運命である。吉見さんのようにはなれない。
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