寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第3589話) われらが愛知

2023年11月26日 | 出来事

 “現在の愛知県域が確定したとされる11月27日は、同県によって今年から「あいち県民の日」と定められました。
 思い出されるのは1950(昭和25)年の愛知国体の開催を記念して作られた県民歌「われらが愛知」。小学校高学年だった私は音楽の授業で教わりました。『建設の意気も新に たくましき力協せて ああ われら 我が郷土 振い興さん・・・』
 歌詞は難解でしたが、先生にその意味を解説してもらいました。戦後の貧しかった時代、互いに励まし合って頑張ろうという心意気が、作曲家古関裕而の力強いメロディーとともにダイレクトに伝わってきました。この歌が大好きになりました。
 時代は変わっても、地元の発展を願う県民の気持ちは同じ。故郷の魅力が詰まった「われらが愛知」を今も口ずさんでいます。”(11月4日付け中日新聞)

 愛知県豊川市の主婦・成瀬さん(82)の投稿文です。県民歌「われらが愛知」、ボクは知らない、聞いた覚えもない。どこかで生きているのだろうか。成瀬さんは、鮮やかに覚えておられる。それほど時代に合い、印象深かったのであろう。今の時代に合うかどうか知らないが、知らないのは少しもったいない気もする。
 こうしたものに校歌がある。中学、高校の校歌はよく歌ったものである。今よく耳にするものは、甲子園野球である。今は歌う機会もなくなったが、それでも覚えている。やはり母校を思う気持ちであろう。何事も凄い早さで変わっていく今日、いつまでも残るものがあって欲しいものである。


コメントを投稿