“高齢者には「きょうよう」と「きょういく」が大切と母が言う。「今日、用事がある」「今日、行く所がある」とは言い得て妙なり。体育会系の母だが、八十代で両膝を人工関節に、数年前には救急車で運ぱれ、心臓カテーテル手術を二度受けた。昨年からは加齢黄斑変性症でほとんど失明状態と満身創痍。朝昼夕の薬が欠かせない状況ながら、ピンピンコロリを切望する母は意に介さない。
先週も月火水木金はグラウンドゴルフ、土曜は私たち姉妹とシャッフルボード大会、日曜は孫娘と三人のひ孫も加わりダーツのミニ大会に参加。どこに行っても最高齢参加者で、周りの方々がびっくりされる。「家を一歩出たら見えを張ってシャキッとしている」と本人が言うとおり、帰宅後は「疲れたぁ」を連発してヘトヘト状態である。
母の同級生は皆さんデイサービスを利用されているが、幸か不幸か要支援―の認定さえいただけない母。私と妹が近くに住み、毎日身の回りの世話をしていることが理由なのか? しかし、デイサービスに行くより三人のひ孫とゲームやトランプをする方が脳トレになると、母はケロリとしたもの。もうすぐ九十四歳! いつも前向きな母に皆で工ールを送ります。”(12月7日付け中日新聞)
明けましておめでとうございます。今年もいい話をお伝えしたいと思いますので、ご訪問ください。
愛知県豊田市の主婦・田中さん(72)の投稿文です。元気な高齢者は本当に元気である。ボクも多くの人を知っているが、それでも94歳でこの行動力は驚くばかりである。ボクの知るグラウンドゴルフ仲間でも94歳は知らない。「家を一歩出たら見えを張ってシャキッとしている」、これも元気な元かも知れない。キチンとした姿勢は気持ちも若がえさせる。100歳を超えて絵画教室の指導者をしている人を知っているが、本当に人様々である。高齢者に「きょうよう」と「きょういく」は本当に大切である。ボクもそう思って心がけているし、そう思ってサロンなどを開いている。自分から老けさせることはない。
ボクが出かけるところは、ボクが若手の場所が多い。最も若い時もある。多くはボクの数歳若い人で途絶えるのである。いつまで経っても若手である。後期高齢者で若手とは、今の組織は近々なくなるだろう。その後新しい組織ができるだろうか、これが気がかりである。
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