寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第3005話) オンライン金婚式

2020年08月15日 | 出来事

 “今年は私たち夫婦の金婚式にあたるので、二月にハワイ旅行に出掛けた。六月の結婚記念日には家族総勢十一人で集まってお食事会でもと思っていたのに、感染が拡大した新型コロナウイルスの影響で皆が集うことはできなくなった。そんな折、東京に住む長女の提案でオンラインで祝賀会をやることになった。東京と私たちの名古屋、次女の住む福井と、長女の夫が単身赴任している愛知県知多市とをつないだ。
 わが家の自宅に金婚式にちなんで届いた五十本のバラの大きな花束を、大きな花瓶に生けて良い香りが漂う映像を皆に見てもらった。全員で乾杯した後、高校二年生から小学校一年生までの孫五人が歌ったり、踊ったり、フルートを演奏したり、バスケットボールを自在に操ったり・・・。夫と私がそれぞれこの五十年で一番印象に残ったことを発表して、祝賀会はお開きになった。自宅にいながらでも、こんなことができるなんて想像もしなかった。かえって印象深い金婚式になった気がしている。”(7月28日付け中日新聞)

 名古屋市の主婦・小原さん(75)の投稿文です。会えないならオンラインで、と言うことでオンラインのできる人はオンライン花盛りである。小原さんは東京、名古屋、知多、福井と画面でつながった。この投稿を読んで、オンライン金婚式も楽しいものと知った。いろいろな趣向が成された。面と向かうと照れもあってなかなか素直になれないものだが、画面に向かって話し掛けると意外に簡単なもので、思いがけない展開があったかも知れない。「夫と私がそれぞれこの五十年で一番印象に残ったことを発表して」とあるが、こんなこともできるのだ。
 ボクはまだ新たなオンラインを何もしていない。しようと思えばできるだろうが、ボクにはまだどうしていいのか分からない。そして、娘からも孫からも何の話もない。ボクも今年金婚式である。娘らは知っているだろうか。何か考えてくれるだろうか。二人で食事ということだけで終わるのだろうか。


1 コメント

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Unknown (野のはな)
2020-08-15 17:05:48

君のため今日も台所に籠る
君たちの未来に平和あるように
八月
何という暑さこの世と思えない
計画の立たない夏の味気無さ
信念をもとう平和を守るため
何もかも無くなってから75年
無くしたくないこの人もあの人も
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