”昼時。「今日のほっこりな記事」がLINE(ライン)を通じて私に届く。夫が仕事の昼休みに新聞各紙から選んだ心にしみ込む、癒やしてくれる投稿記事だ。ここ8ヵ月ほど、毎日続いている。
犬を飼ったことのない私が「犬を飼いたい」と言った時は、ペットをどんな覚悟で飼うのかを教えてくれる記事。客の落とした1円玉を大切に扱う店員さんの思いやりの記事や、実のなる木を庭に植えるのが好きな夫とそっくりな人の記事が届く日もある。どれも共感できて、その時その時を、私たち2人で共に生きていることを確認させてくれる内容だ。
30年以上一緒に暮らしていても時折すれ違ってしまう心を、ほっこりな記事は「こっちだよ!」と引き寄せてくれる気がしてうれしくなる。私も毎回、メッセージを返す。それは「夫に優しくできているかな。思いやりを持らて接しているかな」と振り返る、大切なひとときでもある。多くの記事から教えてもらった生き方をスパイスに、よりいい味を出し、自分らしく、人にも尽くせる未来を歩んでいきたいと思う。さて、今日のほっこりは何だろう。”(12月25日付け朝日新聞)
山梨県山梨市の主婦・志村さん(58)の投稿文です。会社の昼休みに新聞を読んで過ごす人は多かろう。そして、読んだ新聞で気になったことをLINEで妻に知らせる。現代らしい夫婦の交流に1つの方法であろう。夫婦と言えども面と向かっては言いにくいこと、伝えにくいことはある。後でと思ったことを忘れてしまうこともある。LINEでそれを上手に補う。志村さんはそれをほっこりな記事として嬉しく受け入れている。夫婦の中も、生活も、いろいろなものを上手に取れ入れれば良い。世の中には一途にならねばならないものもあるし、いろいろなものを使い分けるものもある。道具などは使い分けるものの1つであろう。現代ではスマホなどは使い分けるものの代表であろう。素村さんのほっこりな記事は8ヶ月である。8ヶ月をもうというか、まだというか・・・夫婦の期間にしてみればまだ8ヵ月である。続けられることを期待したい。
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