“スーパーやコンビニなどのレジ袋が有料化されましたが、私は今春からエコバッグの代わりに風呂敷を利用してきていて、バンダナ大と六十センチ四方の二種類をかばんに入れて持ち歩いています。風呂敷はかさばらず購入した物の形を意識しないで包むことができるので重宝しています。ナイロン製だと万が一食べ物の汁で汚れてしまっても洗えるので本当に助かっています。「この形状や大きさの物をどうやって包むといいのかな」と考えることは自身への脳トレにもなっています。
風呂敷は季節外れの服や毛布をまとめて包んでそのまま押し入れに片付けたりほこりよけのカバーとして物の上に掛けたりといろいろ使えます。しゅうとめや母の世代の風呂敷はすてきな柄の物が多く、見ているだけで楽しかった記憶があります。古くからの物にもそれなりの良さがあることを再認識している今日この頃です。”(7月22日付け中日新聞)
岐阜県高山市の主婦・河合さん(58)の投稿文です。風呂敷は日本文化であった。いろいろな祝い事の引き出物は風呂敷であった。昔はボクの家にも何枚もあった。そしていろいろなところで活用されてきた。ボクは職場で使っていたこともある。いつの間にかその文化も消えていった。ボクの家でも今はホコリよけのカバーくらいである。河合さんはレジ袋有料化に伴って風呂敷の活用を始めたと言われる。
先日テレビを見ていたら、風呂敷活用の専門家が話されていた。そしていろいろな包み方を紹介されていた。驚くほどに見事である。そして綺麗である。ただ実用的だけではない。日本の美が見事に表現されている。ここにも無くすには惜しい日本文化があった。河合さんのようにこの機会にこの風呂敷文化を再認識され人が増えるといい、と思った。
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