寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第3784話) 登校見守り

2025年01月14日 | 行動
 “学校がある平日は午前7時半になると、自宅前の三差路交差点に30分ほど立って児童の登校を見守る。そんな生活を続けてはや22年-。
 この交差点は通勤ラッシュ時、混雑を回避するための抜け道として使う車がひっきりなしに行き交うため、気が抜けない場所だ。私は黄色の帽子にジャンパー姿で旗を持ち、児童に「おはよう。行ってらっしゃい」と声をかける。当初は恥ずかしがって返事ができなかった子どもも、やがて元気にあいさつできるようになり、私とハイタッチしてくれるまでになると、私も心底うれしさを覚える。間もなく冬休み。「児童の皆が元気いっぱいに新年を迎えられますように」。(12月21日付け中日新聞)


 愛知県知立市の三浦さん(男・74)の投稿文です。児童の登校見守りを続けて22年と言われる。52歳からである。素晴らしい。ボクも老人会で年10数日見守りに出かける日がある。これだけの日であるが、児童を見て接すると、いろいろ知らないことを発見する。孫はもう皆大人の域であるから、児童と接する機会はない。この見守りも大切な機会と思っている。
 ボクの知人で長年児童の登校見守りを続けている人がある。ボクのように地域の役割でなく、自発的のようだ。このことについてまだよく話を聞いたことはないが、素晴らしいと思う。この日は早起きをしているという。自身の生活のメリハリにもなっている。何事も行えば相手の益ばかりでなく、自分の益もある。ポジティブに生きること、老いてますます重要なことである。



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