“「いちらんせい」という言葉があります。一卵性双生児のことではなく「一覧性」と書き、全体が一目で見渡せるという意味です。新聞はその一覧性の高い情報源です。ニュースを見たり聞いたりするにはテレビやラジオ、インターネットなどもあり、最近は「ネットだけ」という人も増えているようです。でも新聞は紙面を開けば、掲載されている全ての情報が一度に飛び込んできます。
拾い読みも魅力で思わぬ記事に目が留まることも多いものです。愛知県内のある進学校では電子辞書の使用を禁止していると聞きました。紙の辞書で調べる過程で他の言葉に触れることも大切だと考えられているようです。若い世代には紙媒体ならではの良さを知ってもらいたいです。”(12月14日付け中日新聞)
名古屋市の自営業・奥田さん(男・50)の投稿文です。ボクはインターネットやスマホに馴染んでいます。この歳にしてはかなり使う方でしょう。この便利さはかなりなものです。使えない人を残念に思ったりします。でも、この意見には同調します。インターネットやスマホに何か物足りなさを感じます。それが奥田さんの言われる一覧性でしょうか。目的のものしか見えないことと、いろいろなことが同時に目に入ること、この違いは大きいと思います。ボクに新聞のない生活は考えられません。この「話・話」を書くようになってより大切なものになっています。どちらも道具です。上手に使い分けることが賢いでしょう。賢明な判断を期待したいものです。
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