“「気を付けてね」ー。この一言が最近、私にはすごく重く深いものに感じられるようになってきました。以前は何の気なしに使ってきた言葉ですが、すっかり年を重ねてきたせいか、ひょっとすると思いがけないような事故に遭って命を落とすかもしれないと考えてしまうからかもしれません。
私は家を出る際、必ず行き先を妻に告げてから「気を付けて行ってくるよ」と言って出掛けています。妻から返ってくる「気を付けてね」の言葉を心に留めて自動車の運転はもちろん、歩いていても自然と周囲に気を配るようになってきました。そして妻が外出するとき、私は「頼むでぇ、気を付けてくれな。俺より先に死ぬなよ」と声を掛けています。”(11月5日付け中日新聞)
岐阜間多治見市の安藤さん(男・70)の投稿文です。いい習慣です。お互い声をかけ合うだけもいいことです。これがなかなか少ないのである。特に日本人夫婦の会話は少ない。バスツアーで夫婦限定のバスは全く静かである。女性連れに比べると雲泥の差である。長年連れ添っているのであるから、そんなに新たな話題はないかもしれないが、それにしても少ない。家庭の中ではどうだろうか。もっと少ないのではなかろうか。長年のあうんの呼吸で分かろうが、分かればいいというものではなかろう。挨拶なりお礼なり、そこは声を掛け合って過ごしたいものである。声を掛け合うことによって、相手の気分や体調を知ることもあろう。安藤さんのような声を掛け合えば、自然気をつけることにもなろう。
ボクもできるだけ声をかけることに心がけている。十分とは言えないだろうが、普通より多い気はしている。この文を機会にもっと心がけようと思う。
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