寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
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(第3768話) 大きな夢を

2024年12月11日 | 行動
 “次女の通う高校のPTA研修会が10月にあり、在宅医療に尽力する地元の医療法人理事長の講演を聴いた。患者とその家族の思いに応えようという奮闘ぶり、在宅医療への熱意が伝わってきた。中でも特に私の心に残ったのは「夢以上のことはかなわないから大きな夢を持つことが大事だ」という言葉。49歳という理事長自身も、日本一の在宅緩和ケアの診療所をつくるという夢を掲げているそう。
 私も現在の職を定年まで務め上げるとすると、あと5年半。そろそろ定年後を真剣に考えなけれぱならなくなってきた。わが家には介助が必要な障害がある長女がおり、その経験を生かしたことはできないかと考え始めた。かの理事長みたいに大きな夢を掲げられたらと思う。”(11月16日付け中日新聞)


 三重県四日市市の会社員・鈴木さん(男・54)の投稿文です。「夢以上のことはかなわない」という言葉、だから大きな夢を持ちなさい、と言われる。そうとばかりは言い切れないと思うが、一理であろう。夢を描いて邁進する、邁進する目標がなくてはどこに邁進していいか分からない。鈴木さんは定年退職まであと5年は、その先を考えるに早過ぎると言うことはない。退職だから終わりではない。平均寿命まで生きても20年以上ある。もっと長い可能性は大である。短いと言うことはない。ことによっては定年退職は新たな始まりでもある。鈴木さんは良い話を聞かれた。是非真剣に考えてほしい。
 ボクはどうだったか、ただ流れに任せた気分はある。でも、それまでの体験を生かして一宮友歩会を始めた。そして老人会にも関わった。それが今となっては大きな効果となっている。退職後をもっと真剣に考えて始めたらどうなっていたろうか。もっと生き生きとした老後があったろうか。人生、その年に戻ることはできない。ただ今もこうした生活ができているので、良しとしておこう。



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