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寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第3837話) 「量少なめ」

2025年05月06日 | その他
 “1月11日付本欄「完食 無理せず済むよう」にとても共感を覚えました。私たち夫婦は70代になり、少しずつ食が細くなってきました。たまに外食に出かけても、店のメニューの量では食べ切れない場合があります。食べ残して廃棄されるのはもったいないと考え、そんなときは注文するときに、ご飯の量を少なめにしてもらうようにしています。
 ごく一部の店ではメニューの中で「ご飯少なめ」という設定がしてあり、その分、料金設定を抑えている場合があります。そういう店では、迷わず「少なめ」を選んで少し得した気分に浸っている次第です。社会問題となっている「フードロス」は本来食べられるのに捨てられてしまう食品。こういう店に対してはフードロスヘの対応を感じることができ、好感が持てます。体に優しく、財布にも優しく、フードロスの軽減に貢献する店が増えることを願っています。”(4月11日付け中日新聞)


 岐阜県関市の藤井さん(男・76)の投稿文です。歳を取ると食が細くなる、当然である。動かなくて食べていれば太るだけである。動きが少なくなれば細くなっていいのある。そして店では一品同じ値段である。そこでご飯の量を減らすことによって、値段も安くする。考えて見れば合理的で当然あっていいことであるが、最初に気づいた人は素晴らしい。そして、フードロスを減らす。ものを、特に食べ物を大切にしてきた我々世代にとって、フードロスはもっての外である。床にこぼしたものも拾って食べる、それが我々であった。
 ボクは若いときから大食らいであったが、今でも食は太い。妻と行くと、半分近くがボクの器に移される。それでボクは満腹気分に浸れる。妻と行くと調子がいいのである。ところが最近困ったことも起きている。ご飯の小が安くなった分、大が加算されるのである。