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てらまち・ねっと



 中川財務・金融相の辞任から一週間。
 その後も追いかけの報道が続いている。

 そんななか、最初に、朝日新聞の報道の姿勢に、「いったい、どういう意図??」と思って読んだ2月20日(金)の朝刊。
 他紙にはないタッチ。
 暗に強い読売新聞批判。
 大臣との飲酒の場にいた他紙の記者たち、ただし朝日記者は同席していないとの書き方、そもそも「問題の会見」で日本人記者は疑問をもって質問しなかった、外国人記者が(その後)指摘した・・・自省とも批判ともとれる。

 朝日は、大臣の失態記者会見後のバチカン訪問を報道、続いてバチカンでの失態も報道。

 確かに、読売は、今回のことの報道は目立たない。

 そんなことから、「真相」や「真意」を知ろうと情報を見比べていたら、中川昭一は議員辞職すべし、政治家の資格なしとの議論が出ていることも伝わってきた。
 まだまだ、波乱は続く。つまり、内閣支持率はますます下がる。

 2月18日ブログ ⇒ ◆中川財務・金融相が17日に辞任、G7後醜態会見で/中川一郎

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●首相憔悴 盟友・中川氏辞任で涙目  朝日 2009年2月19日20時38分
 中川前財務・金融相が閣外に去り、麻生首相が憔悴(しょうすい)している。政権運営上の痛手にとどまらず、信頼しきった「盟友」を失った精神的なダメージが大きいようだ。
 「厳しい決断を自分でされた。意思を尊重したい」。17日の中川氏の辞任表明直後、記者団とのやりとりで、首相に覇気はなく、目は潤んでいた。
・・・同じ世襲議員で政治思想も似ていた中川氏は数少ない心を許せる友人だった。・・・今回の問題でも、首相は当初、「絶対に中川を守る」と周囲に語っていた。・・・その19日の予算委では、17日には「特にない」と否定していた中川氏辞任の政権への影響について、こうこぼした。「政権の印象を悪くした。全然影響がなかったなんて、言うつもりはない」(蔵前勝久)

●与党の危機感、官邸に伝わらず=入院シナリオ幻に-中川氏辞任劇  時事 2009/02/19-21:14
 求心力低下にあえぐ麻生政権にとって、屋台骨を揺るがす大打撃となった中川昭一前財務・金融相の辞任劇。与党内には危機感が満ちていたにもかかわらず、なぜここまで傷口が広がったのか。盟友をかばい判断ミスを重ねた麻生太郎首相と統制力を失ってしまった首相官邸の姿は、この政権が末期にあることを如実に物語った。
 ・・・林氏はここで「検査入院で様子を見てはどうか」と提案。野党の追及次第で、中川氏に入院先から辞表を提出させ幕引きを図るというシナリオが練られた。しかし、官邸サイドは林氏の秘策に難色を示し幻に終わった。
 夜になっても動きは続く。・・・与党幹部の耳には、泣いて馬謖(ばしょく)を切った首相は悲嘆に暮れ、周囲ももらい泣きしたという話が伝わってきた。しかし別の幹部は、聞きたくもないといった表情で「『お友達』という関係にこだわり全体の判断を誤った。官邸は機能不全だ」と突き放した。(了)

●検証ローマの2日間 もうろう会見までに何があったのか  朝日 2009年2月20日10時33分
 中川昭一・前財務・金融相の「もうろう記者会見」問題は、自身の引責辞任に発展した。疑われた飲酒についての説明は途中で変わり、失態の理由は判然としないままだ。主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)という国際舞台で何があったのか。関係者の証言や国会答弁などから、ローマでの2日間を検証した。

 中川氏は13日午後5時(現地時間)、チャーター機でローマに到着。夕方からガイトナー米財務長官との会談、G7夕食会、IMF(国際通貨基金)への融資調印式などの公式日程をこなした。

 財務省幹部と打ち合わせ後の午後10時40分ごろから、中川氏が記者4人を呼び、宿泊先のホテル内で翌日午前0時半ごろまで懇談。中川氏はジントニック3、4杯を飲んだ。中川氏と麻布中・高校の同級生でもある財務省の玉木林太郎国際局長も加わった。

 19日の衆院予算委員会で、玉木局長は「私が部屋に入った時、4名の記者が大臣と懇談していた。男性2名、女性2名。記者に所属の公表について確認をお願いしているが、2名は公表を控えてほしい、と。1名からはまだ回答が届いてない。1名は読売新聞の記者」と明らかにした。この席には朝日新聞記者はいなかった

 翌14日午前8時15分から、イタリア経済・財務省で始まったG7本会合に白川方明・日本銀行総裁、篠原尚之財務官と出席。白川総裁は「本会合では(中川氏は)しっかり発言していた」(19日の記者会見)としている。昼食会があり、ワインも出た。「ワインで乾杯したが、ごっくんはしていない」(16日の衆院財務金融委員会での中川氏の答弁)。当初は、酒に口をつけたのはこの場だけだったと説明していた。
 中川氏は昼食会の途中で退席し、宿泊先のホテルに戻った。午後2時50分からのロシアのクドリン財務相との会談までの約40分間、レストランで昼食にサラダとパスタを食べた。

 昼食には、玉木局長ら職員3人と政務秘書官、通訳、旧知の知人に加え、前夜に懇談していた読売新聞の女性記者が同席。この場でも酒が出された。「大臣がワインを注文した。レストラン側からこのボトルでいいかと聞かれ、大臣がそれでいいと言った。大臣は口をつけた程度の飲み方しかしていない」「読売新聞の記者は取材で近寄ってきて、時間がないので入ってもらった」(19日の衆院予算委員会の玉木局長答弁)

 レストラン関係者によると、食事の際は体の調子が悪いような様子はなく、ゆっくり食事する人が多いなかで、短かったという。

 読売新聞東京本社広報部は「記者は携帯電話で原稿の問い合わせに応じるなど数回にわたり席をはずし、中川氏が飲んだところは見ていない」と説明している。記者はワインを飲んでいないという。
・・・

●中川氏、もうろう会見後バチカン観光 体調不良おして?  朝日 2009年2月20日1時2分
 中川前財務・金融相が14日の「もうろう会見」後、現地大使と財務省の玉木国際局長らを伴い、会場に近いバチカン博物館を訪れ、2時間近く観光していたことがわかった。関係者によると、中川氏はG7会合後のバチカン訪問の予定を入れ、楽しみにしていたという。

 同博物館は、カトリックの総本山のローマ法王庁があるバチカンの世界的に有名な観光スポット。中川氏は会見などで不調の原因を風邪薬の飲み過ぎなどと説明しているが、体調不良をおして観光したようだ。観光後、午後7時半にローマを去った。

 ●G7の中川氏行動判明 昼食でワイン注文 会見後バチカンへ  2009年2月20日 朝刊

 中川昭一前財務相が今月十三、十四日、ローマで開かれた先進七カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)後の記者会見で醜態をさらすまでの二日間の行動が、十九日の衆院予算委員会などで明らかになった。

 
●中川前財務相、会見前に美人記者と酒  日刊スポーツ 2009年2月20日8時43分
・・・ 中川氏がワインをオーダーした昼食会は14日、G7公式昼食会を抜け出した同氏が、別に開いたもの。宿泊したザ・ウェスティン・エクセルシオール・ローマのレストラン「ドネイ」で行われた。約40分続き、料理はパスタとサラダ。玉木国際局長によると、中川氏と玉木氏、政務秘書官、財務省関係者2人、通訳、中川氏の知人に加え、読売新聞の美人記者が出席した。

 記者について、玉木氏は「レストランに入る前、取材で近寄ってきたので中に入るよう言った」と偶然を強調したが、この人物は、中川氏が「担当の中でもお気に入り」(永田町関係者)とされる30代女性。イタリア到着の13日夜、中川氏が親しい記者4人(男性1人、女性3人)を集め、懇談した際も出席していた。

 ・・・日露財務相会談で、中川氏は麻生太郎首相を「麻生大臣」と間違うなど、様子が微妙に変化。この後、約30分休息し、自室に数分戻った後に向かった会見が、世界に恥をさらす場となった。

 麻布高-東大と中川氏と同窓の玉木氏は、会見参加の経緯を「大臣は『やろう』と、すたすた階段をおりて行った。あんな事態になるとは予想していなかった」と強調。しかし、イタリア到着後も薬を服用していた中川氏が酒を飲んだ場は、美人記者も招いた昼食会が会見に最も近く、これが“酩酊”につながった可能性は否定できない。

 読売新聞東京本社広報部は、女性記者の食事への参加を「取材の一環」とした上で「記者によると、14日の昼食はあわただしく、ボーイがグラスにワインを注いだ」「記者は携帯電話に原稿の問い合わせの電話がかかり、数回にわたり席を外し、中川氏がワインを飲んだところは見ていない。記者はグラスに口をつけていない」としている。

 一方、財務省は、中川氏が会見後の午後4時ごろから約2時間、バチカンの博物館などを見学したことを明らかにした。見学中、会見での言動について特に気にする様子はなかったという。財務相を辞任した17日から、入院中の中川氏。職を辞したとはいえ、イタリアでの一連の行動は政治家の資質を問われることにもなりかねない。

●中川昭一前財務相 酩酊日ロ会談疑惑で政治生命アウト!?  内外タイムス 2009年02月21日
 へべれけ記者会見で世界中に恥をさらした中川昭一前財務相が、直前の日ロ財務相会談でももうろうとしていたことが20日、分かった。酩酊(めいてい)状態だった疑いが強い。酔っぱらってトップ会談に臨んだとなれば、大臣を辞めたぐらいでは収まりがつかない。議員辞職、いや政治生命は終わりといっていい。

 中川氏が失態を演じた先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)での記者会見の詳細は、動画投稿サイト「ユー・チューブ」などで驚異的なヒット数を記録。世界の笑い者になっている。ずいぶんと記者会見をナメたものだ…と思っていたら、日ロ財務相会談でももうろうとした状態で受け答えをしていた。

 ローマの消息筋の話で分かったもの。わずか15分間の会談にもかかわらず、中川氏はのっけから疲れた様子がありありだったという。クドリン財務相との応答ではしばらく目をつぶって考え込むなど“居眠り”疑惑が浮上。長い間反応がないなどのおかしな様子が続いた。同席したロシアの外交官は「頭のスイッチが切れたようだった」「ひどい時差ボケに苦しんでいるのだろう」などと語ったという。

 中川氏はクドリン財務相との会談直前、昼食でワインを注文・・
 そんな中川氏には党内外からバッシングがすさまじい。後任の与謝野馨財務相兼金融担当相は20日の衆院財務金融委員会で、中川氏の記者会見での醜態について「日本の代表としてあるべき姿ではないと確信した。職を辞するのは当然だ」とばっさり。

 慶応大教授の竹中平蔵元総務相は中国・上海での講演で「パッション(情熱)がないから国際会議で寝てしまう」と猛批判。議員辞職リーチとともに、政界引退を余儀なくされる可能性が出てきた。

●中川氏、バチカンでもお騒がせ 美術品に素手・警報作動  朝日 2009年2月21日3時2分
 【ローマ=南島信也】主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)での「もうろう記者会見」で引責辞任した中川昭一・前財務・金融相が、会見の約15分後にバチカン博物館を観光した際、触ることが禁じられている歴史的に貴重な美術品に素手であれこれ触るなどしていたことが、バチカン関係者の話で分かった。立ち入りが制限された場所に入ったために警報も鳴ったという。記者会見後にも失態を重ねていたことになる。
・・・
 同博物館は広大なため、大使館側は古代の彫刻が展示された「大燭台(しょくだい)」のギャラリー、「タペストリー」のギャラリー、「地図」のギャラリーのほか、ミケランジェロの天井画や「最後の審判」などで世界的に有名なシスティーナ礼拝堂といった主要部分だけを回る1時間の見学コースを用意した。

 到着時から中川氏の足取りはフラフラとおぼつかなく、言葉もはっきりしなかったという。案内役の説明を聞かずに歩き回ったほか、入ってはいけないエリアに足を踏み入れたり、触ってはいけない展示品を素手で複数回触ったりした。そのため警備室の警報が少なくとも1回鳴ったという。

 バチカン博物館でも特に有名な、「八角形の中庭」の「ラオコーン」像を見学した際には、観光客が近づき過ぎないようにするための高さ約30センチのさくを乗り越えて石像の台座に触るなど、非常識な行動をとったという
博物館には通常、午後4時までに入館しなければならないが、中川氏らが訪れたのはその後だったため、システィーナ礼拝堂以外では一般の観光客の姿はほとんどなかったという。

 中川氏は博物館見学後、サンピエトロ大聖堂を訪れた。午後6時前にホテルに戻り、午後7時半に日本に向けローマ空港を出発した。

●中川氏、バチカン博物館で“美術品お触り”  サンスポ 2009.2.22 05:05
・・・ さらに有馬氏は、野党間に中川氏へ「議員辞職」を迫る動きがあるとをした上で「自分のためにも、1度議員を辞めてケジメをつけ、次期衆院選で有権者に審判を仰ぐのもいいかもしれない」と議員失格のラク印を押した。

●中川前財務相3日で5度飲酒!日ロ会談もヘロヘロ  2009年2月21日06時02分 スポーツ報知 (=読売)
・・・ 中川氏はG7閉幕後の醜態会見の約1時間前には既に“できあがっていた”ようだ。ロシアのアレクセイ・クドリン副首相兼財務相(47)との日ロ財務相会談は、現地時間の14日午後2時50分から約15分、宿泊ホテル内で行われた。在ローマの消息筋によると、中川氏は会談内でもうろうとした状態で受け答えしていたという。

 中川氏は当初から大変疲れた様子で、健康を害しているようにも見え、同席したロシアの外交官は「ひどい時差ぼけに苦しんでいるのでは」と思った一方で、「頭のスイッチが切れたようだった」とも語ったという。

 クドリン氏との応答でも、しばらく目をつぶって考え込み、長い間反応がなく、また、麻生太郎首相(68)を「麻生大臣」と言い間違えた。おかしな様子や言動の不安定さが続く泥酔状態を思わせる中川氏の表情に、クドリン氏も不思議そうな顔をしていたという。
 ・・・ローマに向かう機内から飲み始め、“事件”が起きた14日はG7の昼食会で「ワインに口を付けた」(中川氏)だけで途中退席した。財務省幹部や女性記者らとホテル内のレストランでの会食で5回目の飲酒。自らワインを注文し、再び「口を付けた」(同)程度だったが、酒席は会談開始5分前まで続いた。

 19日の衆院予算委で、麻布高、東大法学部で中川氏の同窓で、同行した財務省の玉木林太郎国際局長は「中川氏の体調が優れない印象を持ったのは日ロ財務相会談」と答弁している。

 当初「風邪薬の大量服用。体調不良だった」と釈明していたが、“酒漬け外交”が発覚し、会見後に体調が悪いにもかかわらず、バチカン観光を強行した中川氏。政治家の資質を問われる言動を続けたことで、波紋が広がれば、大臣の職だけでなく、議員バッジも失う事態にも発展する恐れも出てきた。

●あきれた中川さん、バチカン奇行…博物館でタッチ、警報鳴る 2009年2月21日14時38分 読売新聞
・・・・・・・・・・
バチカン博物館は、ローマ法王庁が管理する各種美術展示施設の総称で、コンクラーベ(法王選挙)の会場として知られるシスティーナ礼拝堂、サンピエトロ大聖堂などが含まれる。日本人観光客に人気で、法王庁は国外から訪れる要人のために、特別の見学コースを用意することもある。

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コメント ( 2 ) | Trackback ( )



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コメント
 
 
 
Unknown (ombuds)
2009-02-22 14:57:53
今回の中川(酒)の問題は、毎日新聞の記事が
秀逸でした。特に以下の記事。
--
毎日新聞 2009年2月18日 東京朝刊
クローズアップ2009:中川財務相辞任 批判の嵐、官邸のむ
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090218ddm003010030000c.html
中川氏は、女性記者らとの会食について「たまたまそこにいて、話を聞かれたから」と説明したが、中川氏が昨年9月の財務相就任以降、G7などの海外出張では同行の女性記者を集めて飲食を行うことが恒例化していた。今回も、中川氏と麻布高校の同期で東大法学部の同窓でもある玉木局長が一部の女性記者を招いたという。
--
おまけ

2009年2月18日 毎日新聞
酸いも辛いも:ローマの醜態とメディア 玉置和宏
http://mainichi.jp/select/biz/tamaki/news/20090218org00m020001000c.html
 
 
 
背景 (●てらまち)
2009-02-23 07:26:32
★ombudsさん、おはようございます。

>今回の中川(酒)の問題は、毎日新聞の記事が秀逸でした。

⇒そうでしたか。
 毎日はどうしているだろうと思ったのですが・・見逃していたんですね。

 実は、朝日と読売の関係、一昨年や昨年の内閣の交替の前後のとき、裏で意外と関係があるような部分もあったので、今回はどうなの??
 と見ました。

>特に以下の記事。

⇒拝見。
 鋭い記事ですね。
 ここがキッカケになったんですね。
 ありがとうございます。
 
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