●岐阜県の回答 6月17日の核ゴミ自治体説明会を行わないこと、参加しないことを求める申入書
れんげ通信ブログ版 作成日時 : 2015/06/13
資源エネルギー庁が6月17日に岐阜県内自治体向け、核のゴミ処分地選定説明会を計画していることについて、私たちは岐阜県知事と瑞浪市長、土岐市長に対し「説明会を一切行わない」こと、「参加しないこと」を求める
申し入れを行いました。
私たちの申し入れに対しどのような対応をとったか、回答を求めていました。
岐阜県、瑞浪市、土岐市から回答をいただきました。
岐阜県の対応
1. 「今回開催されます会議は、資源エネルギー庁。NUMOが主催となつており、会場の手配や案内等すべてを主催者が行つています。したがって、県として説明会を行わないよう、申し入れることはできないことをご理解願います。」
→私たちの意見
知事は意見の表明を!!
知事は常々核のゴミ処分場は受け入れないと表明しています。
さらに、1998年9月に旧科学技術庁長官名で、知事と地元が受け入れる意志がないと表明している状況においては、「岐阜県内が処分場になることはない」との文書を受け取っています。
この岐阜県知事が、受け入れないといい、瑞浪市も同じ意見ですから岐阜県で説明会をすることは、約束違反です。知事は約束違反に対し意見を述べ、強く抗議してください。抗議しないまでも、意見だけは述べてください。 この件について、ものわかりの良い知事では困ります。
さらに、知事のこの論理を核のゴミ処分地選定にあてはめると、核のゴミ処分地選定の第一歩である文献調査の受入諾否は基礎自治体の首長にあります。国が基礎自治体に申し入れて、承諾しても国と自治体の判断だからと静観することになります。
知事の意見は文献調査終了時に、次の概要調査に進むことを認めるかどうかの時点に関してのみ意見を言う場があります。
古田知事はこの時点まて、沈黙を守るのでしょうか。
私たちは、それぞれの時点で、意見を述べてくださるこうを切に願っています。
2.「会議が開催されることにより、県民の皆様が不安を抱かれることはもっともであります。よって、主催者」である資源ネルギー庁放射性廃棄物等対策室長と中部経済産業局資源エネルギー環境課長宛に市民の申入書を県民の意見として、送付した。
→私たちの意見
○です。
「不安を抱くことはもっとも」との受け止め方は、適切です。
であれば、県民の不安を解消するために、申入書を送付するだけでなく、積極的な対応をとって頂きたい、これが正直な思いです。
2015年6月8日付 岐阜県の回答にリンク
資源エネルギー庁や中部経済産業局に送付された私たちの申入書にリンク
瑞浪市の回答にリンク
「瑞浪市は、瑞浪超深地層研究所において放射性廃棄物を持ち込むことや使用することは一切認めておりませんし、将来においても放射在廃棄物の処分場を受け入れる意向は一切ございません。
しかし、 国が今後どのように処分場を選定するかについて情報収集することは大切であると考えておりますので、自治体向け説明会に当市職員は参加することとしております。」
なぜ、用語が「放射性廃棄物」なのでしょうか。超深地層研究所は「高レベル放射性廃棄物」のための処分研究です。
いつまでも国の動向を知るために、情報収集にいかなければならないのは惨めです。
資源エネルギー庁から周辺自治体の参加を促す役目を仰せつかっているのかと、疑問に思うほど東濃地域の説明会参加の足並みがそろっています。
土岐市の回答にリンク
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