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てらまち・ねっと



 沖縄県の知事選、残念だった。
 他の多くは、順当な結果。
 それなりに異色で面白かった選挙は、金沢市長選だろうか。
 「6選」を目指した現職、共産を除くオール与党体制できたけれど、今回は、「自民党金沢支部」が現職と別の新人の「両方を推薦する」という変則的な事態。
 結局、新人が勝った。報道はブログの最後に記録。

 ところで、先日来、「支持率1%でも辞めない」との菅発言が大批判を浴びている。
 テレビや新聞で、総理としての資質や姿勢とまでひどく批判されている。
 私も、当然批判されるべきだと思った。

 報道を確認しておく。 
「会食後の鳩山氏の説明によると、菅首相は政権運営への協力を鳩山氏に求め、『内閣支持率が1%になっても辞めない』と語ったという。 」(朝日 11月27日17時51分)

「鳩山氏によると、首相は『支持率1%でも辞めない』と、政権維持に向け強い決意をにじませたという。」(スポーツ報知 - ‎2010年11月27日‎)

 他の報道の幾つかを見ても、「鳩山さんが話したこと」として報道している。
 もちろん、鳩山さんの弁であることを略して、どうみても「菅さんの弁」のように読める報道も少なくない。
 例えば次。
 「菅直人首相は27日昼、民主党の鳩山由紀夫前首相と都内の中国料理店で会談し、内閣支持率の低落を踏まえ『支持率1%でも辞めない』と述べ、政権維持への強い決意を強調した。」 (2010/11/27 16:03 【共同通信】)

 だから、なおさら、より多くの人が素直に信じたのだろう。
 報道の責任は重い。

 その鳩山さん、昨日の講演の場で、発言は総理でなく総理の友人が言ったことである旨を説明したというのが最新の報道。
  「『1%でも辞めぬ』は首相の言葉ではない」

 鳩山さん、任期の途中で辞めて沖縄の混乱を放置したのに
今度は、「菅さん『支持率1%でも辞めない』発言」は「間違って伝わっている。友人の言葉だ」と話す。
 いかにも報道が悪いように説明したものと受け取れる。
 でも、本人の説明が誤解を生むものではなかったか。

 報道は次。
「首相が言ったのではなく、(首相の)友達が1%になっても辞めないでくれと激励した。間違って報道されている」と述べた。(毎日新聞 2010年11月29日)

報道について、「首相が言ったのではない。友達から『1%になっても辞めるな』と激励されたという話を首相から聞いた」と説明。「私が首相のときに『0%になっても辞めないでくれ』と言ったのはあなたですよ」と激励したことも明かした。(産経 2010.11.28 23:02)

 激震の基は鳩山さんだったらしい。
 議員を辞めるといっていた鳩山さんが、また続けるといって不振を買ったのはしばらく前。
 昨日の講演では、「来年、解散か」と講演したそうで、無責任極まりない。
 民主党の政権交代後の退潮を作った本人がよくいうよ、そんな感じだ。
 今回の沖縄の知事選の混乱の基でもある。
 発言の一つずつに重みがない。

 ともかく、これが大波紋を起こした「菅さん『支持率1%でも辞めない』発言」のようだ。

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●鳩山前首相が講演で「来年選挙かもしれない」「『1%でも辞めぬ』は首相の言葉ではない」 
        産経 2010.11.28 23:02 
鳩山由紀夫前首相は28日、茨城県守谷市などで講演し、仙谷由人官房長官らへの参院問責決議により厳しい政権運営を強いられるとの見通しを示し、「このままいくと来年選挙かもしれないという状況になりつつある」と述べ、菅直人首相が早期解散を決断する可能性を示唆した。

 その上で「私や小沢一郎民主党元代表も役割があればがんばりたい」と語り、鳩山、小沢両氏を要職に起用する「トロイカ体制」復活が挙党態勢構築には不可欠だとの考えを示した。

 また、首相が27日の鳩山氏との会談で「支持率が1%になっても辞めない」と語ったとの報道について、「首相が言ったのではない。友達から『1%になっても辞めるな』と激励されたという話を首相から聞いた」と説明。「私が首相のときに『0%になっても辞めないでくれ』と言ったのはあなたですよ」と激励したことも明かした。
 一方、実母からの偽装献金事件について「常識を欠いたファミリーだと言われればそうかもしれない」と釈明し、自らの退陣については「内閣改造前に私自身が改造されてしまった」と自嘲(じちょう)した。


●鳩山前首相:「来年解散も」 「支持1%でも辞めない」否定、「首相発言」実は友人
    毎日新聞 2010年11月29日 
 民主党の鳩山由紀夫前首相=似顔絵=は28日、茨城県守谷市で講演し、衆院解散・総選挙について「次の選挙は厳しくなろうかと思うが、いつあるか分からない。このままいくと、来年選挙かもしれないという状況にもなりつつある」と述べ、来年の衆院解散もあり得るとの認識を示した。
 鳩山氏は28日、同県取手市でも講演し、27日に行われた鳩山氏と菅直人首相との会談で、首相が「(内閣支持率が)1%になっても辞めない」と語ったと報じられたことについて「首相が言ったのではなく、(首相の)友達が1%になっても辞めないでくれと激励した。間違って報道されている」と述べた。【大久保陽一】

●菅首相「支持率1%になっても辞めない」
    サンスポ 2010.11.28 05:05
 会談は官邸から車で約3分の東京・永田町の山王パークタワー内にある高級中華料理店「溜池山王 聘珍樓」で、27日昼ごろから昼食を共にしながら、約1時間半にわたって行われた。

 鳩山氏によると、菅首相からの呼びかけだったといい、「支持率が1%になっても(首相を)辞めない」と述べて、政権維持への強い意欲を示した。その上で、今後の政権立て直しに向け、鳩山氏に連携を持ちかけたという。

 実は、菅首相と鳩山氏が2人だけで会うのは9月の民主党代表選後では初めて。鳩山氏は今月21日に母校・東大の学園祭で公演した際、「菅内閣が何をしたいのか(分からない)」「(菅首相のスローガンである『最小不幸社会』は)イメージが暗い」などとこき下ろしたように、菅首相への口撃を強めている。

 その鳩山氏に“すり寄る”のは支持率は急落し、政権運営もどん詰まりになりつつあるからこそ。26日深夜から27日未明にかけ、馬淵澄夫国交相(50)と仙谷由人官房長官(64)に対する問責決議が参議院で可決された。

 今月20、21日に産経新聞とFNNが行った世論調査で、内閣支持率は21・6%と前回(10月30、31日実施)より14・6ポイントも急落して、発足以来最低となった。「一般に支持率が30%を切ると退陣への危険水域」(永田町関係者)といわれ、池田勇人内閣以降の退任時ワーストは竹下登内閣の4・4%。

 そんな局面を打開するため、菅首相は年明けの通常国会をにらんで「大幅な内閣改造をして人心一新を図る考えもある」(民主党関係者)という。そのために鳩山氏を通じて党内情勢についての情報を得ようとの思惑もあったようだ。

 しかし当の鳩山氏は代表選当時と同様、挙党態勢の構築の必要性を訴えたという。「つまり小沢一郎元代表の“復権”」(同)。菅首相は“権力の亡者”となって「鳩山・小沢」という“毒まんじゅう”を食べるのか。

●菅首相「支持率1%になっても辞めない」 鳩山氏と会食
        朝日 2010年11月27日17時51分
 菅直人首相は27日、首相官邸近くの中国料理店で鳩山由紀夫前首相と約1時間半にわたり会食した。会食後の鳩山氏の説明によると、菅首相は政権運営への協力を鳩山氏に求め、「内閣支持率が1%になっても辞めない」と語ったという。

 両氏が会食するのは、今年7月24日以来とみられる。9月の党代表選で小沢一郎元代表を支持した鳩山氏との関係修復を図るため、首相が要請した。柳田稔前法相の更迭や仙谷由人官房長官らの問責決議案可決など逆風が続く菅首相に対して、鳩山氏は「挙党一致」で政権運営にあたるよう助言したという。

 また菅首相は鳩山氏に、2022年サッカーW杯の日本招致に向け、開催地を決める12月の最終プレゼンテーションに出席するよう要請した。

●菅首相、鳩山氏に「支持率1%でも辞めない」
         スポーツ報知 - ‎2010年11月27日‎
 菅直人首相(64)は27日、首相官邸近くの中国料理店で鳩山由紀夫前首相(63)と会談した。菅首相から呼びかけたもので、2人だけの会談は7月24日以来とみられる。尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突事件への対応や、相次ぐ閣僚の失言で支持率低迷にあえぐ菅内閣だが、鳩山氏によると、首相は「支持率1%でも辞めない」と、政権維持に向け強い決意をにじませたという。

 菅首相はこの日も米韓合同軍事演習を警戒し、都内待機の閣僚と同様、公邸とその周辺で過ごしたが、昼食時は公邸から車で約3分の高層ビルにある中国料理店で鳩山氏と会談。両者は政権浮揚に向けた挙党態勢構築の重要性を確認し、2011年度予算編成など今後の政権運営をめぐっても意見交換したとみられる。

 菅首相は「支持率1%でも辞めない」とプライドの高さをのぞかせたが、最近の支持率(共同通信調べ)は危険水域とされる「30%」を下回る23・6%と急降下中。国会軽視発言で柳田稔法相(56)を事実上更迭したが、野党は仙谷由人官房長官(64)、馬淵澄夫国交相(50)の問責決議を可決するなど攻勢を強めている。

 首相は悲壮な決意を示したが、実際に「1ケタ支持率」まで落ち込んだ内閣はことごとく崩壊している。リクルート事件で政界不信が高まる中、1989年4月に竹下登首相(当時)が退陣表明する直前の調査では、史上最低とみられる支持率4%を記録した。小渕恵三首相が病気に倒れ、00年4月に緊急登板した森喜朗首相は、失言連発で同7月に27%、同10月に18%と急落。翌年2月に「えひめ丸」衝突事故後にもゴルフを続けたことを強弁した結果、支持率7%、不支持率86%に達し、2か月後に退陣した。

 今後の動きについて、政治評論家の浅川博忠氏は「来年は統一地方選を控え、地方からは『辞めてくれ』コールが起こるだろう。仙谷、馬淵氏に問責決議が可決され、もはや死に体です」と分析する。年末に予想される内閣改造では、国民新党の亀井静香代表(74)=前金融相=の再登板も予想。「キャリアが豊富な人は亀井さんか、小沢(一郎)さんしかいない。小沢さんは表舞台に立てない状況にあるので、安定感のある亀井さんの起用も面白い」

 ジャーナリストの上杉隆氏は「(首相は)野党時代に自分で言ったことを振り返り、実行するしかないでしょう。今は権力を維持するために神経をすり減らしているようにみえます」と批判。「小規模改造なら、菅さん一人だけ代えればいい」と皮肉交じりに内閣退陣を促した。

●首相、支持率1%でも辞めない 鳩山氏と会談
     2010/11/27 16:03 【共同通信】
 菅直人首相は27日昼、民主党の鳩山由紀夫前首相と都内の中国料理店で会談し、内閣支持率の低落を踏まえ「支持率1%でも辞めない」と述べ、政権維持への強い決意を強調した。

 鳩山氏は政権浮揚に向け挙党態勢構築の重要性を強調。両氏は仙谷由人官房長官、馬淵澄夫国土交通相の問責決議可決を受けた対応、2011年度予算編成など今後の政権運営をめぐっても意見交換したとみられる。鳩山氏によると、9月の民主党代表選後、首相と鳩山氏が2人だけで会談するのは初めて。首相から呼び掛けた。

 首相は鳩山氏に、日本が招致に乗り出しているサッカーの22年ワールドカップ(W杯)開催地が決まる12月1、2日のスイス・チューリヒでの国際サッカー連盟(FIFA)理事会への出席を要請した。

●首相の1%発言で波紋…原口氏疑問・鳩山氏容認
       (2010年11月28日21時13分 読売新聞)
 民主党の原口一博前総務相は28日、テレビ朝日の番組で、菅首相が鳩山前首相と前日会談した際に「支持率が1%になっても辞めない」と述べたことに関し、「行政改革にしろ、公務員制度改革にしろ、国民の理解と協力がなければ進められない」と述べ、低支持率での政権運営に疑問を呈した。

 番組終了後には記者団に「支持のない政権は、国民や国益にとってプラスにならない」と指摘した。
 福山哲郎官房副長官は28日、都内で記者団に、首相発言について「これから支持率を上げて国民に信任されるよう頑張るという例えだ。1%という数字に意味はない」と解説した。

 一方、鳩山氏は28日、茨城県内での会合で、「今は厳しい流れだが、菅首相があきらめるという話になったら国民に礼を欠く」と述べ、政権運営を続けるべきだとの考えを示した。

●鳩山前首相、2011年に解散総選挙に追い込まれる可能性があるとの認識示す
        FNN 
 (11/29 06:19)

 民主党の鳩山前首相は28日、茨城・守谷市で講演し、菅政権にとって厳しい状況が続いていることから、2011年、解散総選挙に追い込まれる可能性があるとの認識を示した。

鳩山氏は「厳しい次の選挙になろうかと思っておりますが」、「このままいくと、来年選挙かもしれないというような状況にもなりつつあろうかとも思います」などと述べた。

また鳩山氏は、尖閣諸島沖の漁船衝突事件や北方領土問題をめぐる中国、ロシアとの関係について、「首脳同士が信頼関係を持っているかが大事だ」と指摘したうえで、「わたし、あるいは小沢元代表も、役割があればしっかり頑張る」と述べ、挙党態勢を構築するよう求めた。

●鳩山前総理「このままいくと来年に衆院選挙かも」
      テレビ朝日 11/28 23:13
 鳩山前総理大臣が茨城県内で講演し、菅政権の支持率下落が続いていることなどから、「このままいくと来年選挙かもしれない」と述べ、解散・総選挙の可能性に言及しました。

 鳩山前総理大臣:「厳しい選挙になると思います。いつあるか分かりません。このままいくと来年選挙かもしれないというような状況になりつつあろうかと思います。いつなのか、分からない」

 また、北朝鮮問題や尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件など、外交面でさまざまな問題に直面している菅総理大臣に対して「私や小沢元代表も、役割があれば頑張る」と協力していく姿勢を示しました。そのうえで、鳩山前総理は「ここで参ったと言ってしまっては、もともこもなくなる」と述べて、支持率が下がっても菅総理は続投すべきだとの考えを強調しました。

●金沢市長に48歳山野氏 山出氏の6選阻む 投票率35・93%
           (2010年11月29日 読売新聞)
 金沢市長選は28日、投開票され、新人で前市議の山野之義氏(48)(無所属=自民党金沢支部推薦)が、6選を目指した現職の山出保氏(79)(無所属=民主党県連、自民党金沢支部、社民党県連、国民新党推薦、公明党金沢総支部支持)と新人3氏を破り、初当選を果たした。投票率は35・93%だった。

 多選の是非が最大の争点となった選挙は、山出氏の6選に反対する市議らが山野氏を支援。自民党金沢支部が山出、山野両氏を推薦する異例の対応をとり、山出氏の2期目以降続いていた共産を除くオール与党体制が崩れた。市政の継続・刷新の対立軸ができたこともあり、投票率は前回(27・39%)、前々回(26・38%)を大きく上回った。当日有権者数は35万7773人だった。

 山野氏は、市議会9月定例会で議員提出された市長多選自粛条例案(否決)をきっかけに、山出氏の対抗馬擁立の動きが起こり、「市民に選択肢を示す」と立候補した。中心市街地のインターネット環境整備などの施策を掲げ、神奈川県の松沢成文知事らの応援も得て、多選阻止と世代交代を訴えた結果、現職の組織力の壁を打ち破った。

 山出氏は9月議会で立候補を表明。1期目から山出氏を支えてきた県議会会派「新進石川」が真っ先に推薦を決定。各党は、多選に反対する党の方針にもかかわらず、県連や支部レベルで山出氏の推薦・支持を決めた。校下町会連合会や経済、建設の各種団体も集会などで動員力を発揮したが、市民の多選・高齢批判の大きさの前に票が伸び悩んだ。

 黒崎清則氏(62)(共産党県委員会推薦)は「大型開発」から「市民の暮らし・福祉重視の市政」を掲げたが、共産党支持層以外に支持を広げられなかった。組織に頼らない戦いを展開した米村照夫氏(71)、沖野正憲氏(63)は知名度不足から終始苦戦を強いられた。

 同市増泉の山野氏の事務所に当選確実の一報が入ると、支持者から「やった」と大歓声が上がった。大きな拍手に迎えられた山野氏は「ここにいらっしゃる多くの市民のお陰。金沢市を変えようという思いが強かった。『市民ブレイン』と新しい金沢市を作るスタートを切った。これからが本当の仕事。新しい金沢市作りに挑戦する」と興奮気味に話した。

 山出氏の支持者らが集まった金沢市内のホテルでは、思いがけない落選の知らせに涙ぐむ支援者もいて、重苦しい雰囲気に包まれた。山出氏は「こういう結果になり、心からおわび申し上げる。すべては私の責任。弁解は一切しない」と消え入りそうな声で語った。

 黒崎氏は、同市京町の事務所で記者会見し、「大型開発批判と税金の無駄遣いの訴えは、間違ってはいなかったが、十分に訴えきれなかった。山野氏の当選は山出市政に対する批判の表れだ」と語った。

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