彦四郎の中国生活

中国滞在記

京都市長選挙について考える➊―選挙結果は自民・公明・国民・立憲の国政与野党相乗り候補の松井氏が辛くも勝つ、維新は失速、共産は勢力維持か?

2024-02-07 11:31:50 | 滞在記

 立春の日の2月4日(日)、全国的にも注目される京都市長選挙の投票・開票が行われた。

 2月4日の午後6時30分頃、京都市の繁華街の丸善書店を出て、近くの四条河原町交差点付近に行ってみると、高島屋百貨店前に選挙カーが停車し、村山祥栄候補が最後の支持訴えをしていた。京都市長選でも京都渕知事選でも、国政選挙でも、投票日前日の午後6時~8時までの間は、各候補者はここで最後の支持訴えをすることが多い。その選挙カーの周囲を多くの支持者たちが取り囲むようにして声援を送る光景が見られるのだが、村山候補の選挙カーの周辺にはそのような光景はみられなかった。

 投票日1週間前の1月下旬、朝日新聞に「松井候補ややリード、猛追する福山候補。支持の広がりに欠ける村山候補・二之湯候補」との報道がされていたが‥。私が今回の市長選挙で最も関心を持っていたのが、「北陸新幹線第2次延伸(福井県敦賀―京都―大阪)」問題に対する各候補の政策。(※①松井[推進]、②福山[丹波山地・京都市内のトンネルルートには反対]、③村山[態度不明]、④二之湯[敦賀―米原ルート提案。この問題に関してだけ言えば、支持できるのは②福山と➃二之湯の二人の候補者。) 

 翌朝起きて朝日新聞を見ると、一面の下に「京都市長に松井氏―国政与野党が相乗りで推薦の見出し記事が目に入った。「福山候補は勝てなかったか‥非民主主義的党内体質問題をもつ日本共産党の支持を受けてはいるが、福山さんは個人的にはいい候補者ではあったのだが‥」とも思う。

 福山候補の選挙政策や訴えで、もう一つ足りなかったのは「国際観光都市として世界的に有名なこの京都の街を、どのように国際観光都市として、観光に来る国内外の人たちだけでなく、この街に暮らす人も含めてより魅力的な都市にするのか」という点だと私は思った。それらのビジョンの弱さを思った。「(福祉的に)市民の暮らしを守る」だけではだめで、どのような街づくりをしていくのかの「国内外の人々により誇れる街づくり」政策が欲しかった。(例えば、門川現市長が四条烏丸から四条大橋までの四条通りの歩道の拡張などは、とても評価されるべき街づくりだと思う。)

 5日付朝日新聞の2面以降には、「松井氏 組織戦辛勝―松井氏"府市協調掲げ初当選"/福山氏"現市政批判も及ばず"/村山氏"推薦撤回、支持広がらず"/二之湯氏"若い力変革実らず"」「逆風消した自民色―(自民)幹部応援に入らず"政治とカネ封じ"」「立憲・維新"支持層から得票―市長選制す」などの見出し記事。今回の京都市長選挙における無党派層の支持率では、「①福山35%、②松井27%、(NHKは、➀福山30%代後半②松井30%と報道)、③村山22%、④二之湯16%」とも5日付同紙に報道されていた。

 

 

 


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