昨日5月1日はメーデーだった。関西在住の私は関西版の新聞報道しか見られないのだが、各紙の5月1日メーデーの報道は大阪城公園での連合系メーデーを「読売」が小さく報道しているだけだった。TVにいたっては5月1日がメーデーであることを忘れてしまうほど報道は皆無だった。
実は連合系=民主党・社民党系は中央をはじめ大半の都道府県で4月29日にメーデーが行われたのだ。これは扱いは少ないがさすがに報道もされていた。京都でも29日に植物園(何で?)で開催され、「京都新聞」が報道していた。大阪はなぜか中央方針と異なり5月1日に行われた。
かたや全労連系のメーデーは5月1日に全国統一メーデーとして全国357ヶ所で行われ、京都では1万2千人(主催者発表)が参加したと、唯一「赤旗」が報道していた。全労連系=共産党系だから「赤旗」が報道するのは当然としても、他のメディアが完全無視を決め込むのはいかがなものだろう。これだけ共産党の勢力が弱くなっている(と見せたい?)のにいまだにこれだけ意識していると見ざるを得ない情況って何なのだろう?確かに、今最も大きな社会問題といえる派遣や日雇いなどの底辺不安定労働者の駆け込み寺として、口先だけでない救済活動をしているのは全労連系で、使い捨てにしやすい労働者を一定量プールしておきたい財界・経営者にとっては、連合よりうっとうしい存在ではあるだろう。
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