本村洋さん、ご存知、山口県光市母子殺人事件の被害者遺族。このお方、若いのに殺人、死刑という重い課題に真剣に取り組みしっかりした考え方を持っておられると、そのお考えには一目置いていた。
仰天したのは、あの衆院山口補選で自民党候補を応援し街頭演説にも立たれたというのだ。本村さんが個人的に何党を支持しようとご自由なのは当然である。しかし、もしあの事件がなければ、自民党から平凡な一市民本村さんに「応援演説要請」など絶対になかったであろうし、本村さんもあえて望んで自民党の選挙カーには立たなかっただろう。
あの事件で有名になった本村さんを選挙に利用した自民党の醜悪さには気分が悪くなるが、あの聡明な本村さんが自分のしたことの意味をよく分かっておられないのが残念であった。あまり露出が大きくなりメディアなどにちやほや振り回されると、人間も変わってしまうということか。
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