シューベルトの室内樂は実に心に優しく響く。独奏提琴と絃樂四重奏の為のロンドといふ珍しい曲がある。ブログ1周年の記念すべき日もいつの間にか過ぎてしまったが、今宵はロンドを聴きながら、月の中冬季限定とともに、久々にゆったりとした時間を過ごしてゐる。
この美しい作品はA-B-A-C-A-Bの変則的なロンド形式で構成されてゐて大変親しみやすい。独奏提琴を務めるのは維納フィルに在籍したアントン・カンパーで、維納コンツェルトハウス絃樂四重奏團を結成して30年に亘り活躍し、2度の来日で往年のファンには忘れられないLPも多数あることと思ふ。
こういった演奏を聴いてゐると世の中の喧騒を忘れさせてくれる。ゲーテに歌曲を送り酷評され、失意の只中にあるとは思へないほど純粋で美しい作風だ。だから、余計に哀しい。
取り上げたウェストミンスターの名盤復刻は音質の良さもあり、いずれの盤も素晴らしい芸術の香り高き録音ばかりだ。
盤は、Westminster UCCW-1016。
この美しい作品はA-B-A-C-A-Bの変則的なロンド形式で構成されてゐて大変親しみやすい。独奏提琴を務めるのは維納フィルに在籍したアントン・カンパーで、維納コンツェルトハウス絃樂四重奏團を結成して30年に亘り活躍し、2度の来日で往年のファンには忘れられないLPも多数あることと思ふ。
こういった演奏を聴いてゐると世の中の喧騒を忘れさせてくれる。ゲーテに歌曲を送り酷評され、失意の只中にあるとは思へないほど純粋で美しい作風だ。だから、余計に哀しい。
取り上げたウェストミンスターの名盤復刻は音質の良さもあり、いずれの盤も素晴らしい芸術の香り高き録音ばかりだ。
盤は、Westminster UCCW-1016。