愛と自由に満ちた幸福な生活は公平であるべし、人権・平等・平和が生きる人の権利

原理  自由・愛・公平
原則 人権・平等・平和
命をつなぎ、知識を伝へ発展した文化・科学
人々の想いを伝承

続5 異議あり 私たちの道徳

2014年03月02日 | 異議あり 私たちの道徳
 小学1,2年の私たちの道徳を見ると、違和感なく読める。
高学年になるほど理解出来ない言葉が多くなっている。
 きそく 正しく 気持ちの よい 毎日を
 よいと 思う ことは すすんで

それが、3,4年になると 正しいことは勇気をもって に変化します。
 正しいことは勇気を持たなければ出来ない。正しいことは周りの反対が
有っても、実行しなさい。中学編では あなたならどう考え、行動します
か。として杉原千畝の逸話が紹介されています。
 ウィキペディアでは 外務省の中で上司の反対があってもビザを発行し、
敗戦のち2年後に日本に復員、前年に日本国憲法が発布されていたにもか
かわらず、外務省を辞めさされました。
 日本がGHQの占領下であったとは言え、杉原自身があがきもせず、野
に下ったことは後の日本を考えれば大いなる間違いと言えます。その後の
中国での国共内戦、共産主義勢力の優勢、日本での労働争議の活発化の
中で、GHQの指令によるレッドパージ公職追放で1万人以上が失職。
1950年の朝鮮戦争、1951年の講和条約で独立に至る。
 わたしたちの道徳の編者は外務省の杉原に対する対応は誤りであり、杉
原が正しいとしているのでしょうか?国を愛する気持ちが有るなら静か
に身を引きなさい。と思っているのでしょうか? 佐藤元首相が非核3原
則、沖縄返還によってノーベル平和賞を受賞しました。非核3原則の嘘を
暴いた毎日新聞の西山氏は秘密漏洩教唆の罪によって有罪、職を辞し
ました。文科省の本ではそこまで突っ込めない?それとも国を愛する
心があるならば誤りですか?
   新谷のり子 フランシーヌの場合 ホントのことを言ったら
 オリコウになれない、ホントのことを言ったら余りにも悲しい・・・

 ここに道徳あり、徳の道を身に付けよう。ではなく、始めは、大人に成
るために、生活規範を身に付け、豊かな心を育み、生きる力を持つ。であ
った。道徳ありきは不用である。単に 大人になるために、で十分です。
 私の育った団塊の世代の後期は道徳では無くHRの時間であった。親も
教師も戦後日本の教育に自信はなかった。戦前の修身世代であり、個人の
尊厳と言われても、個人の”自由”としか理解できないのが普通であった。
明治から昭和にかけて、戦前の日本人の精神性の素養を高めてきたのは漢
文、江戸時代の朱子学、儒教にあった。そして、修身は大東亜共栄圏を掲
げ戦争に邁進した時には天皇を神とする皇國臣民の道に変貌する。日本の
3世紀の邪馬台国、卑弥呼の歴史と矛盾する皇紀を建国記念日としている。
それは史実に基づかない建国の日を記念するとして、8世紀の奈良時代に
編纂された日本書紀によっている。これが現在の日本である。
 ゆとり教育がゆとり教育で育っていない世代の教育は一朝一夕には成し
えないのが現実であり、道徳も日本の古い封建社会の観念を脱することが
出来ていないのが現実です。国を愛する心としながら、人を愛する”愛”
を語れない道徳は欠陥です。
 今、平成5年宮沢内閣の河野洋平内閣官房長官が発表した”河野談話”
を安倍政権が見直しを図っていますが、平成12年森内閣での
河野外務大臣は外交資料館での杉原千畝氏 顕彰プレート除幕式 挨拶抜粋
 特に、故杉原氏と一緒に言葉には言い表せない御苦労をされまし
た幸子夫人に御臨席を頂けたことは、本当に嬉しいことでございます。
望むらくは、故杉原氏が御存命中にこのような式典ができておれば更に
良かったと、こんなふうに思っています。これまでに外務省と故杉原氏
の御家族の皆様との間で、色々御無礼があったこと、御名誉にかかわる
意思の疎通が欠けていた点を、外務大臣として、この機会に心からお詫
び申しあげたいと存じます。

 戦後50年以上経って初めて名誉回復、顕彰されたことは、単に頭の
硬い外務省の責任だけでなく、国際社会での日本の価値を下げていたと
同じである。大東亜戦争は侵略戦争では無い、自衛の戦争であった。或
いは、自虐史観の教科書見直し。大東亜共栄圏の戦争を反省することが、
どこが自虐なのでしょうか?過去を反省しない歴史は加虐史観です。
 それが国際社会に受け入れないことは、橋下市長がいわゆる慰安婦問
題の発言やサンフランシスコ市議会への反論を送り、”日本の国家の意思
として強制連行を行ったのかどうか?”。でより反発を広めアメリカで
は慰安婦像の設置が加速の動きにあります。

 届け9人の心 我が窮状 沢田研二 他 

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