吐露と旅する

きっと明日はいい天気♪

人を呪わば穴ふたつ

2014-09-11 23:46:16 | 日記
今日は色々なことが重なって、なんだかいつもより忙しくて、少し疲れていたのですが
三池崇史監督のホラー映画、『喰女(クイメ)』の上映終了が近付いていたので、つい観に行ってしまいました。

私の好きな海老(市川海老蔵)と猿(『海猿』の伊藤英明)
そして、柴咲コウも出ているのですが
いやー、久し振りに気持ち悪くなったわ。

恐怖のあまり飛び上がりそうになるシーンや、冷たい空気がひたひたと貼り付いてくる様な場面はないのですが
(そうなってしまう人もいるがしれませんが)
思わず胸がムカムカする場面が数分間ほどあって、結構危ない橋を渡ったような気がします。

こんな気分は、モニカ・ベルッチの『アレックス』以来です。

よくやったなー、柴咲コウ。


この映画は、『四谷怪談』がベースになっているのですが
帰りの電車の中で、ふとあることを思い出しました。

知り合いの女性が、付き合っていた男性に二股をかけられた挙げ句に捨てられ
それでも、彼を思うあまり、「願掛け」をしました。

「えっ?そんなこと?」と思うような、乙女チックというか、子供だましのようなやり方ですが
ここでは紹介するのを控えます。
その理由は、続きを読んで判断して下さい。

数年後、彼女の願いは叶い、彼は戻ってきました。
でも、彼女は既に別に好きな男性がいて、願掛けをしてきたことなど、すっかり忘れていました。

ところが、何故か彼は「君は俺のことを好きに違いない」という、確固たる自信をもっていて
今現在、彼女にしつこく交際を迫っています。

彼女にしてみたら、「願掛け」は、寂しさと悔しさを紛らすための、気晴らしのようなものだったのかもしれませんが
まさかの効力です。
そして、自分で掛けた「願掛け」の効果に、彼女は苦しんでいます。

まさに、人を呪わば穴ふたつ。

私にとっては、『四谷怪談』より怖い話でした。

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