おぱんつのゴム

さっちゃんは、毎朝３度、出勤するお父さんに行ってらっしゃいをします。

玄関で、玄関の上の窓から、車が通過するベランダの窓からです。

その際に、お気に入りのお人形さんを持って、行ってらっしゃいをするのですが
私たちが、親しい相手に「ばいばーい！」と手を振る勢いで、お人形さんを振り回します。

その、お人形さんの中のひとりである「くぴたん」
本名は、「キューピーさん」ですが、上手に発音できないので、「くぴたん」の愛称で呼ばれているのですが
この、「くぴたん」の、ベランダからの見送り方が、尋常じゃなく激しい。
赤ちゃんのような、愛くるしい顔で、全身を前後に激しく振りながら
さながら、ヘビメタのヘッドバンキングのように、出勤するお父さんを見送るのです。

その振り方が、あまりにも激しいため、昨日の朝、ついに。

おぱんつのゴムが緩んでしまって、おけつ丸出しになってしまいました。

お人形とはいえ、なんという屈辱的な事態でしょう。

そこで、（不本意ながら）独り手芸部の登場です。

「くぴたん」のおぱんつの、緩んだゴムを外し、新しいゴムをちくちく、ちくちくと縫い付け
どうにか、おぱんつを修繕しました。

そして、今朝。
激しくヘッドバンキングをして、お父さんを見送った「くぴたん」のおぱんつは。

見事に無事でしたー！

こうして、コツコツ経験を積んでいくことで
針と糸と仲良くなっていけるのかなぁ。


ま、無理だと思うけど。