吐露と旅する

きっと明日はいい天気♪

充電させてもらってもいいですか?

2021-01-30 17:05:00 | 日記
本日は久々のお出掛け。

電車で札幌駅まで出て行って、メキシコ料理店でトスターダサラダを食べ



予定まで少し時間があるので、マクドナルドで本でも読もうと思ったら
混んでいて、席が空いていない。

新型コロナが大流行しているというのに、さすが週末の街中。

などと感心している場合ではなく。

スマホの電池も残量が少なくなって来たので、充電もしたい。
でも、充電できるカウンター席は若いお姉ちゃんが陣取っている。

仕方がない。

席が空いたら座らせてもらおうと、カウンターの隣のテーブルを見つけた座ることに。

カウンターのお姉ちゃんは、右手でスマホを操作しながら
左手に持ったハンバーガーの包の中に、顔を突っ込むようにして食べている。

そんなに顔を突っ込んだら、ソースやらマヨネーズやらで、顔がゲテゲテになっちゃうよ。

顔面でハンバーガーと戦うさっちゃんを思い出しながら、心の中で呟く。

右手のスマホに、充電している様子はない。

お姉ちゃんは、物凄い勢いでハンバーガーを食べると
今度は、傍にあった白いスプーンを右手に持ちました。
そした、脇にスマホを置くやいなや、手前のグリーンサラダの容器を左手に持ち
ガッガッガッ!と、音がするほどグリーンサラダを掻き回すと
今度は、容器の中にフォークと顔を突っ込むようにして、サラダを食べ出しました。

よほどお腹が空いているのか、それともマクドナルドが大好物なのか。

お姉ちゃんが食べ終わるのを待ち、更に飲み物をなん口か飲むのを待ち
私は、思い切って彼女に声を掛けました。

「すみません」

少しびっくりしたように(実際びっくりしたと思いますが)こちらを向いた彼女は

むっちゃ可愛い〜!

とてもハンバーガーの包みに顔を突っ込んだり
サラダの容器を乱暴に混ぜるような人には見えない!

目のぱっちりした、色白な若い女の子。
残念ながら、マスクで顔半分は見えないけれど
それでも充分可愛いのです、

「ごめんなさい、スマホの電池が切れてしまいそうなので
そこで充電させてもらってもいいですか?」

そこで、ようやく彼女は、自分が何処に座っているのか気付いた様です。

「あっ、ごめんなさい!直ぐにどけますね」
「いえ、いいんですよ、充電さえ出来れば」
「いえ、私もう食べ終えてしまったので」

はい、知ってます。
見てました。

彼女はスマホを足元に置いてあったバッグに放り込むと
椅子の背もたれに掛けてあったコートを掴み
「ここ、どうぞ」
と、場所を空けてくれました。

ちょっと、ちょっと、ちょっと!

可愛い上に、性格も良さそうじゃないのよ!

足早に出て行く彼女の後ろ姿を、おばちゃんは目を細めて眺めていたのでした。

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