吐露と旅する

きっと明日はいい天気♪

姐御

2011-07-01 09:52:51 | インポート
昨夜は、木曜日恒例の「調理の日」でした。

今までさらっと書いてきましたが、「調理の日」というのは
さっちゃんとヘルパーさんが、18:30~21:30という時間の中で
食事を「作る」、「盛りつける」、「食べる」、「片付ける」というものです。
でも、相手が鬼(←私)も困り果てる、マイペースなさっちゃんなので
ガイドヘルパーさんが、時間通りに来てくれても
まだもたもたと浴室でシャワーを浴びていたり
その後ものろのろとお着替えをしてみたり、髪を乾かしてみたりして
ずるずるずるずる時間を引っ張って(多分、焦らすことで相手の気を引いている)
実際に調理が開始するのは、19:30過ぎになる場合が多いです。
なので、副菜のサラダや和え物などは、私が事前に用意し
さっちゃんとヘルパーさんには、主菜とお味噌汁を作ってもらう様にしています。
それでも、約2時間と言う流れの中で、「作る」~「片付ける」まで進めるのは
時計とにらめっこしながらの、なかなか大変なお仕事だと思うのですが
どのヘルパーさんも、不思議と時間内にお仕事を終えてくれています(お見事!)

お献立は、その週の担当のヘルパーさんが分かり次第
「さっちゃんは、この人とは遊び時間をたっぷりと」とか
「この人は、段取りよくお仕事を進めるタイプなのでこのくらい」とか
「お料理好きで、変わったメニューがOKなこの人にはこのメニュー」とか
「この人だと、私がいっぱいお喋りをして時間が少なくなるからこのメニュー」とか
担当の方によって、私が内容を組み立てることがほとんどですが
さっちゃんからのリクエストがあれば、それに応じる場合もあります。

昨日の調理担当のヘルパーさんは
Rちゃんという、さっちゃんより2歳年下の、20歳の女の子で
口数の少ない、大人しいタイプの子でした。
うちを1人で訪問するのは初めてだったせいか
家に入ってから暫くの間は、とても緊張している様子でしたが
そこは「和ませ屋」さっちゃん。
Rちゃんに会うなり、ぴよぴよぴよぴよ♪と鳴き出し
お友だちのことや、私におこらりておけんかをしたことや
そのときにおでこをごっつんこされたことや
でも、なかよーりをして丸く治まったことなどを
一気にぴよ♪っていました。
さっちゃんのぴよ♪だけでは説明が足りず、しかも話があちこちに飛ぶので
同時通訳をしなければならない私は、けっこー大変です。
でも、このぴよ鳴きのお陰で、Rちゃんも和みモードへ。

が、しかし。

私がいつまでもその場にいては、いつまで経っても調理が始まらないので
さっちゃんの鳴き声が落ち着くのを待って
私は、「じゃ!」と、出掛けてしまいます。
Rちゃんも不安でしょうが、おそらくさっちゃんも不安でしょう。
2人の不安が分かる私だって、心配です。

でも、「じゃ!」なのです。
私に甘えちゃいけないから、私が甘やかしてはいけないのです。
それに、多分、きっと、大丈夫だから。

ヘルパーさんたちの報告によると
新しくうちにやってくるヘルパーさんたちに対して
どうやら、さっちゃんは、「面倒見が良い」らしいのです。
勝手が分からず、多少まごつくヘルパーさんたちに気を遣って
さっちゃんは、「ここはわたしが!」と、率先して調理を進めるらしいのです。
普段の、甘えん坊のさっちゃんからは、ちょっと想像しにくいのですが
でも、どうやら、そうらしいのです。
私がその場にいると、そういうさっちゃんは出てこないので
私は、「姐御肌」のさっちゃんに会ったことは、一度も無いのですが
「姐御肌」のさっちゃんに任せておけば、大丈夫。
頼んだぜ、姐御!

そして、昨夜Rちゃんが書いた記録を見たところ
『さっちゃんが、なんでもおしえてくれたので、すごく助かりました。』
という内容の記入が…。

姐御、流石です!

ちなみに、昨夜のお献立は
冷やし讃岐うどん
切り干し大根と竹輪のサラダ
ピーマンのあっさり煮(私が作りました)

ところで、ヘルパーさんたちが使う、「お箸」なのですが。
担当のヘルパーさんのイメージによって、色を変えています。
「この人には、この色」というのではなく
「“その日の”この人には、この色」と、いう風に
その都度、感じるイメージで変えていたりします。
いつも同じ色の場合もあれば、違う場合もありで
地味に、そして密かに、楽しんでいます。
110701_0956~01.jpg

最新の画像もっと見る

コメントを投稿