吐露と旅する

きっと明日はいい天気♪

なんなの

2015-09-08 17:02:46 | 日記
私の家の近くには、小学校があって(さっちゃんも通っていました)
私がお仕事を終えて帰るときに、下校中の小学生とすれ違うことがあります。

今日も、帰宅途中に、1~2年生くらいのランドセル軍団が
おしゃべりしたり、ふざけたりしながら、賑やかに校門から出てきました。

ふと前を見ると、2人の男の子拉致がじゃれています。
まるで、子犬のよう。

すると、ひとりの男の子が、もう1人の男の子のランドセルを後ろから抱え
車道を走っている車が、こちらへ近付いてくるのを確認した上で
車道に押し出そうとするではありませんか。

「危ないよ!車が来てるよ!」

私の声にはっとして、男の子はランドセルから手を離しました。
その時、私が驚いたのは、その子から、全く悪意が感じられなかったことです。

悪いことをしようとして、大人に見付かってしまった。

そんなとき、子供は、ばつの悪そうな表情をするか
反抗的な視線をこちらへ投げつけるか
何事も無かったかのように、聞こえないふりをすると思うのですが

その子は、そんな様子は少しも見せず
ただ、やろうとしていたことを止められたから止めた。
そんな感じなのです。

一歩間違えば、大怪我か、もっと大変なことになりかねません。
なのに、男の子は、きょとんとした顔を一瞬だけ私に向けると
また、ついさっき車道に押し出そうとした男の子と、仲良くふざけだしました。

仲が悪いとか、いじめているとか、そういうのではなさそうです。

では、何故…?

「危ないから、道路でふざけちゃ駄目だよ」

私は、2人にもう一度声を掛けて、家へ向かいましたが
帰宅後も、なんだか訳の分からない怖さが、しばらく頭から離れませんでした。