吐露と旅する

きっと明日はいい天気♪

ぷりぷり

2013-03-02 15:23:59 | インポート
さっちゃんたちの様な、ハンデをもった人たちの多くは
福祉サービスを受けるために必要な
『障害福祉サービス受給者』」というものを持っています。
(中には、持っていない人もいます)
区分認定の調査(保護者への聞き取り調査や、本人との問診)で
本人の障がいが、どの程度の重さなのかを調べ
その結果、あなたの障がいの重さの段階は、こうですと判定され
障がいの重さに応じて、どんなサービスが受けられるのか
1ヶ月の中で、サービスが何時間受けられるのかが決まります。
実際には、受けられるサービスの時間だけでは足りない方もいるのですが
国や市の予算を使っているので、欲しいだけもらうというわけにはいかず
みんな、与えられた時間の中で、計画を立ててうまくやり繰りをしています。

その、区分認定の調査は、1回受ければそれで良いというものではなく
何年か置きに、再調査を行うことになっています。
さっちゃんも、今年の1月の末に、再調査を行いました。
さっちゃんが通っている施設に、区の保健福祉課の担当者のA氏と私が出向き
1時間半ほどかけて、施設での様子や、家での様子を聞き
出来ること、出来ないこと、気になること、困っているところ等々
ありとあらゆることを聞かれ(真面目ながらも、和気藹々♪)
その結果、障がいの段階(区分)そのものは、変わらずに済んだのですが
内容が、ほんの少し変わることになってしまいました。
保健福祉課のA氏が、さっちゃんが利用している介護事業所2件に電話をして
「いま現在、さとみさんが利用されているサービスの内容で
 不都合が発生するようなことはありませんか?」
と、確認をしたところ、2件とも「大丈夫です」と答えだったということで
私も、それならこちらにも問題は無いと思いますと了解をしました。

ところが。

昨日、3/1金曜日の午後、片方の介護事業所の事務の男性から電話があり
(Sちゃんが社長で、Eさんや I ちゃんやDちゃんがいる介護事業所でない方)
判で押したような、機会的、かつ事務的な口調で
「この内容だと、プールの付き添いが出来なくなりますが、どうしますか?」
と、聞かれました。

さっちゃんが、ここの介護事業所の移動支援で使っているのは
プールが月に14時間ほど。
※移動支援とは、札幌市の福祉サービスで
 利用者が外出をするときの、付き添いなどに利用出来るサービスです

「でも、区の保健福祉課のA氏がそちらに確認をしたときに
 不都合は無いとおっしゃった筈ですよね?」
機械男は、それには答えず
「ですが、基本的に、移動支援にはプールの付き添いは認められていないんです」

馬鹿こくでね。

「基本的に認められていないサービスが、何故いままで利用できていたんですか?」
「私には分かりませんが(←おい!)、市の決まりでそうなっていまして」

ああ?
私は、声ではなく、顔を荒げました。

「分からないって、おかしくないですか?
 大体、市が発行しているしているガイドラインに
 プールの付き添いが認められないなんて、書いていませんよね?」

以前、知りたいことがあって、Eさんに市が発行しているガイドラインが
こんなところで役立つとは。
実際、私が電話を受けていたのは出先だったのですが
重要な部分は、Eさんにバッチリ教えてもらっていたのです。

機械男は、予想外の私の反撃にエラーを起こしたらしく
「ええと…、いま手元にガイドラインが…(がさごそ紙をめくる音)
 ちょっと…調べて…」
「いま調べるんですか?」(←なんだか腹が立ったので、追い詰めてみる)

そもそも、数年前に、札幌市の移動支援のサービスで
プールの付き添いを認めないとなったときに
プールを利用したいという、ハンデをもった人たちや、その保護者たち
プールを利用させてあげたいという、支援者の人たちが大騒ぎしたため
区と話し合って了解を得られれば、プールの付き添いはOKということになり
その際に、さっちゃんは、区からきちんと了解ももらって
機械男が設置された介護事業所にも、ちゃんと話を通した筈。
機械男のデータは、いったいどうなっているのやら。

しかし。

私に反論されて、「いまさら」ガイドラインを見ているということは。
機械男に入力された、情報そのものがおかしかったと思われる。
機械男は、「電話をして、こういう台詞を言いなさい」とだけ入力されて
その他の必要な情報は、入力されなかったのだろう。
誰だよ、そんな雑な仕事をするのは。

「ええと…(ぱらぱら)、ですね…(ぱらぱら)」

こんなに時間を掛けて、ぱらぱらしているといことは
機械男は、ガイドラインを見たら良いのかも分からないらしい。
仕方がないので、優しい私は、助け舟を出してあげることにしました。
「以前、区の窓口へ行って、プールの付き添いを了解してもらったのですが
 それでも、『基本的に認められない』んですか?」
2行目の言葉は意地悪です。

機械男は、それを聞くなり
「あ、そうでしたか!
 区から了解を得ているのであれば、こちらも問題ありません
 今まで通り、プールの付き添いもOKです!」
と、先ほどとは打って変わった明るい声で言いました。

機械男との電話を切ったあと、私はなんだかすっきりしなかったので
相談室のS氏に電話をして、プールの件について再確認して
さっちゃんのサービスの内容に問題が無いか、チェックしました。

きちんとした情報を持っていないと
同じような障がいを持っていても、同じサービスを受けられないとか
プールの付き添いが出来るか出来ないかが、介護事業所によって違うなんて
「基本的に」って、一体なんなんだ。

ぷりぷり。


1月の半ば頃から、私の周りで妙なことが起きていて
目立ったことでいえば、掃除機をかけていたら、突然電源が切れるとか
でも、もう一度「コンセントがきちんと入っている」ことを確認して電源を入れたら
何事も無かったかのように、また動き始めたので
一通り掃除を終えて、コンセントを抜きに行ったら
いつの間にか、コンセントが半分以上抜けていたとか
(普通、この状態だと動かない)
仕事先の作業室の洗面台に設置されたセンサー式のジェットタオルが
誰もいないのに、ふぉん、ふぉん、ふぉんと妙な音を立てたかと思うと
いきなり、ぼぉーと風を起こしてみたり
普段、私が御守りとして身に付けている天然石のペンダントが
落としたりぶつけたりしたわけでもないのに割れたり
その他にも、小さいことを挙げたら結構あるのですが
私の場合、ここで「いや~ん!こわぁ~い!」とは、ならないのです。
なんだかもう、「上等だゴラァ!」状態。
ただ、気にし始めたら、なんでもないことまで気になってしまうので
放っておいているのですが。

掃除機のコンセントは、「接触不良」で説明できるし
ジェットタオルは機械の誤作動も有り得るし
ペンダントは、「もともとヒビが入っていたのかも」と思うことも出来る。
その他のことも、「気のせい」「たまたま」で、強引に納得できる。

でも、どうも、なんていうか。
この、作為的で生々しいこの感じは。
「こんな風にしたら、怖がるでしょう」的な、不自然でいやらしい感じは。
いわゆる、おばけさんのものではない気がします。
生身の人間の想念というか、そんなものを感じます。
多分、何処かで誰かの怒りか恨みを買ってしまったのでしょう。
内容は、陰湿で女性的でバカっぽいけど(←これも性差別的表現?)
女性的だからといって、生身の「女性」のものとは限らない。
女性的な思考の男性ということも考えられます。
う~ん、思い当たることが、あるような、ないような。

それにしても、裏でこんな想念を飛ばしていたら
当の本人は、無自覚なままに、相当な体力を使っているだろう。
節電、節電と言われているというのに、エネルギーの無駄遣いもいいところだ。

ぷりぷり。