年頭に際し、何とか方針演説ではないですが、
私がやっていこうとすることの基本方針を綴りたいと思います。
私が、やろうとしていくこと、それは、
どこかに、何か考え方(例えば仏教的見解とか、禅的な物の見方とか)
があって、それを伝えたり広めたりするというのではありません。
どこかに考え方や方法があって、それを伝えたり、
それに習熟していくという発想自体に潜む問題あると思います。
「何々が大事」といろいろな立場の人たちがいろいろなことを
言っています(私自身も、そのようなことを言ってきました)。
それは、それぞれ、それ相応の理や妥当性、正当性、
効果があるのだと思います。
他の人がそれを否定しても、しょうがない場合が多いですね。
私としましては、それらで争ってケンカをしても
しょうがないと思います。
ですから、何らかの考えや立場や方法を批判したり否定したり、
あるいは、「こっちのほうが妥当だ」と、
その妥当性を議論したりするのは、決着がつきそうもないことに思えます。
際限のないことですし、言ってみれば、時間の無駄となりがちです。
「何々が大事」の、「何々」の具体例として:
「まっすぐ」
「腰を立てる 」
「軸(コア)」
「上から吊られているような感じで」
「丹田(を鍛える)」
「下腹が息を吐く時に充実していくように」
「股関節から曲げる」等など…
ここに挙げたことが大事だと、よく言われています。
というか、ここで上に挙げたことは、私自身、「これは大事だと!」と、
かつて言ったことのあるものばかりです。
今でも、ここに挙げたことが重要でないとは全く思いません。
というか、大事だというのは、全くその通りだと思っています。
ですが、大事だというのは、100パーセントその通りだとしても、
実は、ここに微妙な大問題があるのです。
ここに禅の、というか、人間の根本問題、盲点があることが、
失敗に失敗を繰り返す中で、わかってきました、と言うより、
いやおうなく思い知らされてきました。
続く。
私がやっていこうとすることの基本方針を綴りたいと思います。
私が、やろうとしていくこと、それは、
どこかに、何か考え方(例えば仏教的見解とか、禅的な物の見方とか)
があって、それを伝えたり広めたりするというのではありません。
どこかに考え方や方法があって、それを伝えたり、
それに習熟していくという発想自体に潜む問題あると思います。
「何々が大事」といろいろな立場の人たちがいろいろなことを
言っています(私自身も、そのようなことを言ってきました)。
それは、それぞれ、それ相応の理や妥当性、正当性、
効果があるのだと思います。
他の人がそれを否定しても、しょうがない場合が多いですね。
私としましては、それらで争ってケンカをしても
しょうがないと思います。
ですから、何らかの考えや立場や方法を批判したり否定したり、
あるいは、「こっちのほうが妥当だ」と、
その妥当性を議論したりするのは、決着がつきそうもないことに思えます。
際限のないことですし、言ってみれば、時間の無駄となりがちです。
「何々が大事」の、「何々」の具体例として:
「まっすぐ」
「腰を立てる 」
「軸(コア)」
「上から吊られているような感じで」
「丹田(を鍛える)」
「下腹が息を吐く時に充実していくように」
「股関節から曲げる」等など…
ここに挙げたことが大事だと、よく言われています。
というか、ここで上に挙げたことは、私自身、「これは大事だと!」と、
かつて言ったことのあるものばかりです。
今でも、ここに挙げたことが重要でないとは全く思いません。
というか、大事だというのは、全くその通りだと思っています。
ですが、大事だというのは、100パーセントその通りだとしても、
実は、ここに微妙な大問題があるのです。
ここに禅の、というか、人間の根本問題、盲点があることが、
失敗に失敗を繰り返す中で、わかってきました、と言うより、
いやおうなく思い知らされてきました。
続く。
私は、先生の文章を読んでいると、とても奥深く理解に困難な時もありますが、、それはきっと、私自身まだわかってない人間としての根本問題や盲点があるからなのでしょうね(笑)
全く言われるとおりだと思います。
議論も大事ですし、こだわりがあるもの大事ですね。私、それ全く否定しません。
「無駄」と、ここで言ったのは、議論やこだわり自体でなく、
何と言いますか、争いのための争い、あげ足とりが、すべてみたいに
なって不毛に時間とエネルギーだけ消耗するような場合も、
よくありがちなので、そういう場合だけです。
私自身も、根本問題や盲点は大きいでしょうし、おんなじです。
またコメントお待ちしてます。
人間をやっていくのは楽しいけど、腑に落ちないこと、納得できないことはたくさんあります。
いつの時でも他人も自分も尊重できる心が持てたらいいな。。って思います。