Whippet Tenny

犬なのに犬でない、不思議な犬との生活です。しかしフィールドでは、短距離最速を誇ります。

佐久ルアーコーシング

2006-10-21 23:10:09 | Weblog

今日は、長野県・佐久で行われた、ルアーコーシング会に参加してきた。
ちょっとした遠征である。天気も良く、長野はスッカリ秋の気配。
佐久平の高原の風が、気持ちよかった。

会場は、C酒造さんの醸造工場の広いグランド。サッカーコートが2面は取れそう。

■会場の全景


■参加者は多く無く、アトホームな雰囲気だった。



主催したのは、Yさんと言う、以前はアフガンのブリーダーをやっていて、今は
ウィペットのブリーディングを行っていらっしゃる方。現在ウィを11頭飼われているとか。
コーシングを始められたのは、今から20年ほど前、米国のAKCの雑誌に紹介記事が出ていて
それを見て興味を持たれ、早速コーシングマシンを個人輸入されたと言う事で有った。
我々の、大先輩である。

■20年前に輸入された、初代のコーシングマシン。当日は使われなかった。
 基本構成は、現在のものと変わらない。


■当日のマシン構成。発電機→急速充電器→バッテリー→コーシングマシン
 本格的な構成。肝心のコーシングマシンの写真を取り忘れた!







ゲームの間に、Yさんとコーシングについて、話をする機会が有った。
長い経験に裏打ちされた、説得力のあるとても興味深い話であった。
その幾つかを紹介すると。。。。
・ コーシングへの参加は、自己責任であること。たとえ犬が怪我をしたとしても
 主催者の責任とすべきでは無い。
・ コーシングに参加させようとする犬は、小さい頃から十分に走る訓練を積ませ
 るべき。いきなり会場に連れてきて走らせようと思っても、犬はルアーを追わない。
・ コースは最初は簡単なものから初め、犬も運営者も経験を積み、次第に複雑なものへと
 レベルアップしていくのが良い。それをクリアしていくのが、コーシングの楽しみ。
・ そうした意味で、直線レースだけをやっていたのでは、レベルのアップは望めない。

一番嬉しかったことは、ASFA(アスファ)のルアーコーシング関する公式マニュアルの和訳版を頂いたこと。
原本はPDFでASFAのサイトからダウンロードできるが、200ページにもなる膨大なもので
「エキサイト翻訳」を使っても、読みこなす気力が沸いて来ない。
頂いた本を取り敢えず流し読みをしたが、流石マニュアルの国のもの
実に細かく運営ルールが定められて居る。


さてさて、いよいよレースが開始。コースはちゅうパパさんが考えた、∞型の
一周が250mぐらいの長いもの。ワンコの集中が続くか少々心配であった。

■出番を待つ犬達
 当日のコース設定をした、ちゅう家のちゅうちゃん。



■ご存知 ツボ&ロミー


■テニーとスタートを待つ



■コーナリング
手前に見える、赤い道具がプーリー。この案内でストリングに導かれたルアーが
急速に曲がる。ワンコたちは全速力で駆けているので、ルアーから急速に遠ざかる。
しかし経験を積んだ犬達は、決してルアーから目を離さない。全力でブレーキングし、
体を目一杯傾けてコーナーリングし、必死で体勢を立て直し、全身を使って加速して行く。
まるでレーシングカーのコーナーリングのようだ。コーシングの美しい瞬間。






■水平飛行
全速力でルアーを追いかける犬の体は、一直線になり宙に浮く。











■長いコースを一気に集中を切らさずに駆け抜けたバキータちゃん。






パパとママに誉められて!



■最後に愚息テニーの、コーシングシーンを











∞型のコースは、犬が最低2回はストリングを跨ぐ。足の怪我が心配されるが
当日怪我をした犬は一頭も居なかった。それよりも、その複雑なコースをクリアしていく
犬の美しい姿に魅了された一日であった。

スタッフの皆様、お疲れ様。参加させていただき、有難うございました。

コメント (16)
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