第一声

朝、



かわいい寝顔の娘。




目が覚めて、朝の第一声。




娘　「　おたん　…。」






私　「　今、　おかん　って言ったから。」

夫　「　いや、おとん　って言った。」



おかん　か　おとん　か。


朝、一番にどちらの名前を呼ぶか、





次のカラオケ代かけてたりして…




ちなみに、

息子が生まれた時、息子に向けての第一声。



「おまえだったのか。」



ようやく出会えた嬉しさでいっぱいだった。




長女が産まれた時、長女に向けての第一声。



「　黒い…　」



あまりに色黒で驚いて、思わずでた言葉…。






次女が産まれた時、





覚えてない…。



一番新しい記憶のはずなのにな。

どこへでも

2歳8ヶ月になった私の娘。

もうオムツもとれ、赤ちゃんから幼児にと成長した。



最近になり、保育園に行きたいとしきりに言うようになった。

1歳の頃、少しだけ利用した保育園を覚えているようだ。



「　オムツがとれたお姉ちゃん　でないといけないんだよ。　」


と教えてごまかしていたが、


オムツのとれた今、その言い訳も通じない。


かわいいパンツを周囲に見せては、


「　お姉ちゃんパンツだもん、保育園いけられるもん！　」


と、言っている。




幼稚園も考えていいのだろうが、なにせお金がかかる。



他にいい言い訳を考えなくては…。




～そんなある日の出来事　その１～



娘のお友達のお家に遊びに行ったときのこと。



ママ友　「まあ、くうちゃん（娘）、オムツ取れたの？すごいねえ！」


娘　　　　「わたし、おねえちゃんになったんだもん！」



ママ友の視線が、私のおなかへとむけられた。




～ある日の出来事　その２～


その日は朝から、保育園に行きたいと娘がごねていた。


保育料っていくらなのかな？幼稚園はどうかな？


インターネットで情報を探していた。


ネットに映し出された幼稚園の遊具を見て、大はしゃぎの娘。


娘　　　「　保育園行きたい。行きたい。　」


その様子を見ていた姑が言う。


姑　　　「何にもわかってないんだ。


　　　　どこにだって 行きたがるんだから。」



孫がかわいくて仕方ない姑は、側に置いておきたいのだ。



姑　　「　さあて、今日は帰るかな。（姑は時々、自分の家に帰る）
　　　
　　　くう、ばあちゃんち、一緒に行くか？」


娘　　「　行かない　！　」




たしか、どこにだって行きたがるって言ってたような・・・・・・・・




嫁としてどうフォローをいれるべきだったのだろうか。


無言のあの一瞬が長く感じた。