枕崎と黒島の交流は、
実は、昔の悲しい出来事から始まっているらしい。
島の近くで強風にあおられて転覆したカツオの一本釣り漁船。
その船から投げ出された人たちを、
この黒島の人々が命がけで助けたというお話。
昔話は本当の話で、
そのころの話をしてくれるお年寄りもいらっしゃる。
助かった方もいたけれど、
沢山の方がお亡くなりになった。
その埋葬もこの島の方々がされたという。
その事が今日まで交流が続く「縁」となり、つながっている。
悲しい事故と島の人々の勇気と優しさ。
子どもたちの心に残りますように。