「音楽の授業で必要なんだけど、オレが小さい頃に聞いていた音楽って何?」
そうだねぇ・・・
「おかあさんといっしょ」で流れてるような音楽よって言っても
にいにいは全く記憶が無いような雰囲気。
母は気がつかないのだけど、父は気がついていた。
「聞こえにくいから、音楽にはあまり縁がなかったでしょ」
鈍感な母にこっそり教えてくれた。
そうだったね。
とんでもなく音痴なのは聞き取れないから。
でも、聞こえてないように見えないニイニイは、結構辛いことも多いね。
現に、先生も気がつかない。
いろんな事に頑張って頑張って、
いろんな状況をつかんでいるニイニイのことを。
聞きそこなった部分は唇を読んで、
それでも時々は、分からないまま流しているもんね(笑)。
大きな音でBGMのかかる集会室では、
大事なことを聞き取ることは大変なことだと思う。
ニイニイが小さな頃は、
そんな聞こえの事に気がついてくれない先生に
いろいろなお願いをするのが母の役目だった。
今はそういう役目からもちょっと遠ざかっているけど、
もしかしたら、言わなきゃダメなのかなぁ・・・。
気がついて!と思ってるだけではダメかぁ。
あぁ・・・あのころの母はホントに強かったなと思う。
補聴器をつけて頑張っているニイニイに負けないくらいだったかも(笑)。
まずは・・・。
先生達にも、補聴器をつけて体験してもらうことからかもね。
そうしたら、補聴器がどこまで音を増幅して、
聞きたい音が雑音に埋もれてしまうかってことが
一発で分かるから。
・・・・・・・あぁぁぁ。。。
でも、母は言えるかなぁ・・・(泣)。
すっかり弱っちくなってしまったなぁ・・・。