自民党ではどうしようもない年金問題

このたびの「消えた年金問題」は、民主党の追及があってようやく表ざたになったものだ。
ただ、いくら更なる不正や問題を暴こうとしても、政府は資料を出してこないのだという。したがってどのような問題が隠されているのか、まだまだわからないのだ。（ちなみに３月３１日閣議決定された、年金機構への２２年度移行は、絶対反対、撤廃してほしい。年金がどこへ行くやら。緑資源機構のように、何をしているかわからないし、大体機構でしっかり仕事しているところなど見たことがない。信じられない質の悪い従業員が働いているところが、何とか機構なのだから）

このようななかで、参議院選挙の政争の具にしたくない自民党が、開示を拒んでいるという事がないことを願うばかりだ。国民の心配をよそに、自民党は、この問題の火消しに躍起になっている。

これまで、年金問題について、説明を求めてもほとんどたらいまわしか、門前払いだったことを見れば、最近の役人の対応は豹変したといってもいい。
しかし民主党の開示請求に答えないという今の状況であれば、政権を民主党に執ってもらい、この問題の真相にメスを入れてもらわねばならないのだ。

他人の金を預かって不正をしたなら、民間は皆刑務所行きなのだ。
当然、国の対応がまずかったとはいえ、刑務所行きは仮にないとしても、その責任を何らかの形で埋め合わせてもらわねばならない事だけは、付け加えたい。（刑務所に行くべきだ）
昨日相談センターの役人と話したが、相当大変でまいっていると感じた。
だから悪事が知れないように隠蔽するのでは、困るのだ。これまでの付けが今日の結果なのだから、身から出たさびなのだ。

もうここまでひどい状況が国民に知られた以上、さらに隠し立てする事は国民の怒りを増幅させる事だと、何故わからないのか。
やはり危機管理や仕事に対する使命感の欠落に原因があるようだ。

ここまでひどいお役所に、今のままの役人を配置してもこれまでのままであろう。
非公務員にしたところで、何か変わるのだろうか。人を変えるべきだ。
さらには社会保険庁改革の一環として、民間出身の長官にしても変わるどころか同じだったという事は末期症状で、民間の出だという事で気位の高い役人が民間を見下げ協力もせず、役所の体質のうわべ（窓口や電話の対応の仕方）だけ変化しても、根本的な精神部分の変化もないのであれば、改革もできない。

社会保険庁がいまだ資料を出さないということは、何も変わってはいないし、問題の深刻さがわかっていないのだ。

「消えた年金問題」で国民年金の保険料の支払い記録がなく、支払った事実が証明されないという事が起きている。
これは過去の市区町村の年金係による事務処理時代の不手際による問題ではないのか。
この時代の記録の台帳があるのなら国はその保全もすべきだが、その当時の個々の問題の検証となれば、自民党の言うような一年以内の簡単な処理など望めないはずだ。

いつだったか昔々、一括で国民年金をかけた市民の保険料を猫糞した役人がいて、そのことを暴いた下級役人がさまざまないじめにあったという話がある。
このことを見てもこの年金問題は大変なのだ。

またこれは社会保険庁に責任があるということではなく、筋違いの非難である。
個々の国民はしっかり問題の基本に立ち返って、何を問うべきか考えなければならない。

「自由」「権利」という言葉の洪水の中で、社会の基本的サービスや行政の分野に目を向けず人任せにし、しっかりやっているものだという日本人の能天気さで、ニダに行政を任せたことのつけが今日の混乱を招いていると見るべきだ。

こう見ると最も日本にとって脅威となる中国や朝鮮半島にへつらい「日本は侵略国家だ」「軍国主義」だなどと隣国のお説と言葉を合わせる政治家は、何をしようとしているのかこの国をどうしようとしているのかの、チェックが必要だ。
日本を貶める河野洋平のような政治家が、何故非難されることもなく議長の座にすわり続けていられるのか。

もはや自民党では、日本国民のための政治はできないという事なのかもしれない。
ましてや老後の生活を支える大事な年金問題、これを真摯に追及しようともしない自民党とは、日本人を省みない国賊という事だ。

アメリカの意向を受け郵政民営化を推進した小泉首相。その方針をともに歩むための竹中大臣の起用、そして違う方針を説く植草氏の失脚という構図がある。
郵政民営化を阻止する植草氏の失脚のために「手鏡事件」をでっち上げたというものだ。
いろんなところに「売国奴」が、氾濫しているようだ。
創氏改名撤廃、通称名撤廃、・・・・朝鮮系愛人とその子の新戸籍作成反対？